【JAZZ】原信夫とシャープス&フラッツ、豪華な作・編曲家を迎えた最高傑作「Little Giant」がアナログ再発

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2024.10.01

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ディスクユニオン JAZZ





※LP

八木正生、山屋清、前田憲男、佐藤允彦という、錚々たる作・編曲家を迎えての冒険的ビッグ・バンド・ジャズ。これぞシャープス・アンド・フラッツの最高傑作。

多彩な活動と際立つ音楽性で日本のビッグ・バンド・ジャズのシーンを牽引してきた、原信夫率いるシャープス・アンド・フラッツ。長きに亘るキャリアのなかで多くの作品を残したが、なかでも代表作のひとつと目されるのが本作『Little Giant』だ。オリジナルは1970年にビクター<日本のジャズ>シリーズの1 枚としてリリースされた。
注目すべきは八木正生、山屋清、前田憲男、佐藤允彦という、錚々たる作・編曲家の参加。それぞれのオリジナル曲に加え、シャープス・アンド・フラッツと縁の深いオリヴァー・ネルソンの曲も独自の編曲で聴かせる。冒険的なほど緻密な編曲と、それを実現させる高い演奏クオリティ。「Little Giant」のヒップさ、「Dark Horse」の力強さ、「Orbit 8:11」先鋭さ、「Flexibility」の洒脱さ・・・。程よい緊張感をともなったダイナミックな演奏に魅了される。シャープス・アンド・フラッツの実力と魅力が最大限に引き出された傑作である。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)

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