【LATIN】YIN YIN『YATTA!』フジロックを沸騰させた奇才エキゾグルーヴ集団、イタロディスコからイサーンまでごった煮で踊らせる最新作にして最高傑作を発表!!

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2025.11.04

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ディスクユニオン LATIN / BRAZIL



フジロックを沸騰させた奇才エキゾグルーヴ集団が帰ってきた!!イタロディスコからイサーンまでごった煮で踊らせる最新作にして最高傑作を発表!!

オランダの古都・マーストリヒトより東南~東アジアのグルーヴに思いを馳せ、独自のファンクサウンドを追求してきたイン・イン(Yin Tin)。その願いは昨年開催のフジロックへの出演、そして台風の目たる大活躍によって堂々と結実。その認知度は急速にここ日本でも高まっている。クルアンビンやグラス・ビームス、アルトゥン・ギュンの系譜に位置づけられる、現在最もアップカミングなプロジェクトのひとつだ。

そんな彼らが待望となる4作目のアルバム『Yatta!』で華々しく帰還。「コズミック・ディスコ」とも称された前作『Mount Matsu』に続き、よりダンサブルな方向へとバンドは進化。何でもレコーディング中はイタロ・ディスコから影響を受け、その摩訶不思議なアンサンブルに取り入れたとのこと。その試みは先行シングルにもなった「Spirit Adapter」でのジョルジオ・モロダー風味の蠱惑的なシンセサイザー使いにも表れている。

そして本作でもアジア圏の音楽への興味は健在。例えば「Lecker Song」では1960年代の邦画のような琴のサンプルが、「Yata Yata」ではタイのスパゲッティ・ウェスタンで鳴るディスコのようなビートが、「Night in Taipei」ではエドワード・ヤンの劇中のような台北の夜を描いた幻想的なバラードが(実際に本作には「In Search of Yang(ヤンを求めて)」という楽曲も収録されている!)、「Pattaya Wrangler」ではパタヤの夕暮れの浜辺を思わせる叙情性が表現。

ギタリストのエリック・バントによると、本作のタイトルは日本語の感嘆詞から引用したとのこと。「『Yatta』 は日本語で『やった!』『成し遂げた!』という意味。アルバムを完成させた時、このシンプルな言葉がぴったりだと思ったんです」と語る。喜びに満ち溢れた陽性のエキゾグルーヴ、まさに彼らにとっての最高傑作と言いたくなる至高の内容だ。彼らはアユタヤの寺院に籠ったダフト・パンクなのか、はたまた天竺を目指してそのまま帰ってこなくなった世界線のYMOなのか……。全音楽ラバーに捧げる恵みのようなビートをお聞き逃しなく!!