【CLASSIC】鈴木雅明 / バッハ・コレギウム・ジャパン、メンデルスゾーン:交響曲第2番「賛歌」 【SACD】

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2026.02.04

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ディスクユニオン CLASSIC


鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン、バッハの復興者メンデルスゾーンの大作を初録音

2024年の宗教改革記念日にあたる10月31日、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)は東京オペラシティ コンサートホールでメンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」を演奏し、大きな話題となりました。このアルバムは、コンサートに先立って3日間をかけて行われたセッション録音です。現代のバッハ演奏者としての鈴木雅明とBCJにとってメンデルスゾーンは重要な存在で、これまでにも彼のカンタータやコラールに大作オラトリオ「エリアス」「パウルス」、メンデルスゾーン版の「バッハ:マタイ受難曲」などを演奏してきました。オペラシティでのコンサートプログラムに寄せられた鈴木のコメントによれば、2023年1月にザルツブルク・モーツァルテウム管で「賛歌」を指揮した際、「その素晴らしさに打ちのめされ、必ずやBCJで演奏・録音したいと、ただちに決心した」とのこと。熱意と周到な準備、BCJと共に積み重ねてきたドイツの教会音楽の演奏経験がここに結実しています。

「賛歌」は出版の順番もあって交響曲第2番とされていますが、交響曲の作曲順では4番目で、メンデルスゾーン円熟期の作品。器楽による3つの楽章(当盤では演奏時間約24分)の後に声楽を導入した大規模な楽章(当盤では約38分)が続くという構成はベートーヴェンの第九を思わせますが、大規模なオラトリオを依頼されたのが契機となって書かれた作品だけに声楽が入ってからのカンタータ部分の充実ぶりに目を見張ります。声楽はソリスト5名に合唱が6/6/6/7、器楽は弦が6/6/5/4/3、木管各2にホルン4、トランペット2、トロンボーン3にティンパニとオルガンという大編成。BCJの精鋭メンバーに、クラリネットのロレンツォ・コッポラ、ホルンの福川伸陽、トロンボーンの清水真弓らが参加しています。

作品の要となる主題がトロンボーンのユニゾンで高らかに奏されて始まる第1楽章、メンデルスゾーンらしい流麗な第2楽章、落ち着いた清冽な抒情が流れる「アダージョ・レリジョーソ(宗教的なアダージョ)」の第3楽章を経て、第4楽章に入ると第1楽章の主題が回帰、「息あるものはすべて、主を賛美せよ」と壮大に歌う合唱が導くカンタータとなり、ソロのアリアとレチタティーヴォ、合唱により信仰の強さ、主への感謝と賛美が歌われます。コラール前半の無伴奏合唱の精緻さと清冽さはBCJならでは。要所で壮大に鳴り渡る鈴木優人の弾くオルガンも非常に効果的に収録されています。ウエブサイトdiscogsによれば、この曲にはピリオド楽器のオーケストラによる録音が見当たらず、その点でも非常に意義の大きな録音です。

「賛歌」は聖書の普及と宗教改革の原動力となったグーテンベルクの活版印刷術発明400周年を記念して依頼・作曲されました。ジャケットはマインツのグーテンベルク博物館にある彼の肖像(ステンドグラス)。SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。

※国内仕様盤には星野宏美氏による日本語解説と歌詞日本語訳が付属します。
※写真は録音セッションの翌日に行われた東京オペラシティでの演奏会より




【収録内容】
フェリックス・メンデルスゾーン:交響曲第2番「賛歌」

【演奏者】
ジョネ・マルティネス(ソプラノI)
澤江衣里(ソプラノII)…7
ベンヤミン・ブルンス(テノール)

バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)
鈴木雅明(指揮)

【録音】
2024年10月28-30日
埼玉、所沢市民文化センター ミューズ

収録時間:62分
SACD層:Stereo / Multi-Channel 5.0

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