2026.06.03
アポロズ・ファイアの首席チェリスト、ルネ・シファーのソロ・デビュー盤は、バッハの無伴奏チェロ組曲
1768年製ブノワ・フルーリーと、5弦に改造されたピッコロ・チェロを使用
第5番も5弦チェロを使い、独自の和声やスコルダトゥーラによるアレンジを披露
アメリカを代表するバロック・アンサンブル「アポロズ・ファイア」の首席チェリストとして、情熱的かつエネルギッシュな演奏で世界的な評価を得てきたルネ・シファーによる、J.S.バッハの『無伴奏チェロ組曲』全曲録音。シファーにとって、キャリアの集大成とも言える初のソロ・デビュー・アルバムとなります。
長年バロック音楽を探求してきたシファーによる演奏は、精緻な歴史的アプローチに裏打ちされつつも、即興的で生き生きとしたダンスの精神に溢れているのが魅力です。特筆すべきは、各組曲のキャラクターと色彩を最大限に引き出すための徹底した楽器へのこだわり。第1番から第4番では1768年製のブノワ・フルーリーのチェロを使用。第5番と第6番では、18世紀後半に製作された作者不詳のヴィオロンチェロ・ピッコロを使用しており、これはシファーの手元に渡ってから第5弦が追加されたこだわりの楽器です。特に第5番では、バッハ指定のスコルダトゥーラ(変則調弦)を基調としつつ、追加した5弦目を有効活用して和声を補強・再構築する独自の試みを敢行。時にはバッハの和声の隙間を埋めるのみならず、あえてセブンス音を加えて緊張感を高めるなど、即興的かつ大胆なアレンジを施しています。バッハの音世界を独自の視点で再構築した、古楽ファン要注目の意欲作です。
photo by Mathias Reed
ルネ・シファーは、オランダ出身の高名なチェロ奏者。グラミー賞受賞歴を持つアメリカのトップ・バロック・オーケストラ「アポロズ・ファイア」の通奏低音チェリストを1992年の創設時から務め、現在は首席チェリスト。ラ・プティット・バンド、ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ、オランダ・バッハ協会、アムステルダム・バロック管弦楽団、イル・ガルデリーノなどの世界的古楽アンサンブルとも共演・録音を行っています。また、演奏家としての活動に加え、「ルネ・アントワーヌ・ドゥシフル」や「キャプテン・フムス」といった複数の別名義で作曲や編曲も手掛けており、バッハのスタイルを模倣した架空の無伴奏チェロ組曲「第7番」(独自の作品番号BMW1013を付与)を書き上げるなど、古楽への深い造詣とユーモアを併せ持つ鬼才です。
【録音情報】
2019年11月4日-6日(第3番、第4番)
2020年1月13日-15日(第5番、第6番)
2022年2月6日-8日(第1番、第2番)
セント・ポール聖公会教会(アメリカ、オハイオ州クリーヴランド・ハイツ)
【使用楽器】
・第1番~第4番:ブノワ・フルーリー(1768年製作)
・第5番~第6番:作者不詳 ヴィオロンチェロ・ピッコロ(18世紀後半製作、ルネ・シファーにより第5弦を追加)
(メーカー・販売元資料)
【国内仕様】2枚組 アポロズ・ファイアの首席チェリスト ソロ・デビュー盤 / 5弦に改造されたピッコロ・チェロを使用
7月上旬入荷予定 / CD / JPN
2枚組 アポロズ・ファイアの首席チェリスト ソロ・デビュー盤 / 5弦に改造されたピッコロ・チェロを使用
2026年06月16日 / CD / IMPORT
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