【ご予約】 ■ブラジルCD MUST!!■ ジルベルト・ジル2014年新作 : ジョアン・ジルベルトが愛したサンバへのアプローチ!!

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2014.04.02

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diskunion LATIN/BRASIL

ジルベルト・ジル新作
カエターノと共にブラジル音楽を牽引してきた御大が、満を持して挑む「ジョアン・ジルベルト愛唱歌」カバー・アルバム

カエターノ・ヴェローゾと共に60年代末にトロピカリアを主導。今日に至るまで、MPBシーンのトップに君臨し続ける御大ジルベルト・ジル。70歳を超えた今もその音楽活動はますます精力的なジルが、長年にわたり構想してきた企画がついに2014年に実現。そのテーマとは、同郷バイーアから世界に羽ばたいたボサノヴァの創始者、ジョアン・ジルベルトが愛唱してきたサンバ古典名曲をカバーするという注目のコンセプト。息子ベン・ジル(Bem Gil)、そしてモレーノ・ヴェローゾ(Moreno Veloso)という二代目によるプロデュースも賛辞に値する。

ジルの弾き語りを前面に配し、旋律の魅力を高めるかのごとく繊細なリズム・セクションのみを従えて紡ぎ出される世界観。アナログ・レコーディングにこだわったスタジオ・ワークと相俟って、まさしくにジョアン・ジルベルトの感性に迫る感動の全12トラック。「O PATO」「DISAFINADO」「DORALICE」「VOCE E EU」...トム・ジョビン、カルロス・リラなどいわゆるボサノヴァ定番として知られる楽曲と、ジル(+カエターノ)の作である#5、#12などジョアンが後発で発表した演目、そして唯一のインストであるオマージュ曲#8、師に捧げるオリジナルの新曲で締めくくられている。

この1枚の構成から読み取れる点、それはジョアンがボサノヴァの創造主と言われる中で、実はこれらはすべて「ジョアン・ジルベルト流のサンバ」であること。本作にも加えられたドリヴァル・カイーミ、アロルド・バルボーザなど、ボサノヴァ・ムーブメント以前に作られた楽曲をこよなく愛し、以降の作品も、その研ぎ澄まされたギターと柔らかい声で忠実に音程を辿るヴォイスによって彩ることで生み出されたもの。円熟のジルベルト・ジルは、ジョアンが成し得た音楽のこうした本質を捉え、自らをこの世界へ導いてくれた同郷の大先輩への感謝、そしてジル本人の音楽的原点回帰を結実させている...それがこの作品の真の姿なのかもしれない。


4月中旬以降入荷予定
◆ ジルベルト・ジル / GILBERTOS SAMBA / DIGIPACK CD
SONY / BRA / CD