【JAZZ】SOMETHIN'COOLよりマル・ウォルドロン、ビル・エバンスの未発表音源がリリース(3月9日発売予定)

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2016.02.08

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ディスクユニオン JAZZ

孤高のピアニストとジャズクラブの一夜限りの邂逅。伝説の来日ソロ・コンサートが初CD化

ビリー・ホリデイの最期の伴奏者を務め、その追悼アルバム『レフト・アローン』で一躍その名を知らしめることになったマル・ウォルドロンが、1972年の来日時に名門「DUG」(新宿)で吹き込んだ幻の一枚が初のCD化。欠かせない2大名曲<オール・アローン>に始まり<レフト・アローン>に終わる、日本人好みの気の利いた編成はもちろんのこと、このアルバムでしか聴くことのできないオリジナル曲が存在感を放っている(<竜安寺の石庭><ブルース組曲>。さらに<茶色の瞳>にいたってはこの録音の日に作曲したという)。マルにしか醸し出すことのできない、“瞑想”のタイトルにふさわしい一夜の体験がよみがえる。

録音:1972年7月12日@新宿DUG


◆ マル・ウォルドロン / メディテーションズ
SOMETHIN'COOL / JPN / CD /

 

ビル・エヴァンス転換期の重要音源が最新リマスタリング&初のオフィシャルCD復刻

盟友スコット・ラファロがこの世を去り長い失意の中にいたエヴァンスが、この後11年にわたりタッグを組むことになる21歳の若き新ベーシスト・エディ・ゴメスを迎え挑んだ、転換期の重要なライヴ音源。ラファロ時代の人気レパートリーも積極的に取り入れたセットリストとなっています。本レコーディングは、以前に『Live At The Penthouse Seattle』内に音質劣悪なボーナストラック扱いで収録されてしまいましたが、このたび本作の歴史的重要性を鑑み、ノルウェー放送協会の正規ライセンスのもと、CDとしては初のオフィシャル復刻(映像は既発)、さらに最新リマスタリングを施され蘇りました。

録音:1966年10月28日ノルウェイ、オスロでのライヴ録音

メンバー:
Bill Evans ビル・エヴァンス (p)
Eddie Gomez エディ・ゴメス (b)
Alex Riel アレックス・リール (ds)


◆ ビル・エヴァンス / ライヴ'66
SOMETHIN'COOL / JPN / CD /

 

ビル・エヴァンス最期の欧州ツアーにおける生命の灯を燃やしながらの渾身の演奏が初CD化

ビル・エヴァンスの後期は「時間をかけた自殺」といわれるほど、生への拘りよりトリオの発展そして演奏し尽くすことに賭したものでした。この録音は生涯を終える1980年9月15日の約ひと月前、8月9日ノルウェーでの演奏。エヴァンス晩年の録音については、本人未承認の発掘盤の多さから目をそむけたくなるものも中にはありますが、本作では演奏終了後のTVインタビューで「今までの中で最高に、生き生きとした演奏をつくることができる」「最初のトリオと性格的に似ている」と語るなど、この“ラスト・トリオ”との共演を全力で楽しんだようです。これまで映像商品の中でしか観ることができなかったそのステージが遂に初CD化。最新リマスタリングを施し、より多くのジャズ・ファンの皆様へお届けできることになりました。

録音:1980年8月9日 ノルウェイ、モルデでのライヴ録音

メンバー:
Bill Evans ビル・エヴァンス (p)
Mark Johnson マーク・ジョンソン (b)
Joe LaBarbera ジョー・ラバーバラ (ds)


◆ ビル・エヴァンス / ライブ '80
SOMETHIN'COOL / JPN / CD /