3,080円(税込)
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『J・A・シーザー黙示録』
J・A・シーザー初の自伝の書。
はじめに
第1章 わたし黙示録
自伝・エッセイノート
第2章 運命黙示録 ―ルビコン川を渡れ
第3章 演劇黙示録I 演劇実験室天井棧敷篇
第4章 演劇黙示録II 演劇実験室万有引力篇
第5章 音楽黙示録
第6章 備忘黙示録 ―身体のあちこちに書かれた演劇メモ
はじめに
これは、我多史の本である。
手帳や失敗したコピー用紙、広告やチラシなどの裏や、枕元やトイレに置かれたノートに殴り書きされた思いつきや記憶という、ほとんどあてにならないメモ(誰かが言った言葉や何の気なしに耳に入ってきた言葉も含め)を、ほとんど手直しなしでまとめてみた。エッセイ風なもの、マムブル語録風なものを順不同、日付なしで。
完成のないジグソー・パズル、字が埋まることのないクロス・ワード、上がりのない双六、幻の蒸気機関車の時刻表、嘘という真実の書かれた駅の伝言板といった造語。造文。体語。体文。自分状況状態語。環境状況状態語。
確かなのは1970年から2013年あたりまでのものということだ。
これらは、記述という行為で点描されたわたしの地図であり、脳裏に刺青されたわたしの肖像史である。
JA SEAZER / J・A・シーザー