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バンドの顔といえる存在であった名ヴォーカリストFrancesco Di Giacomoの急逝とバンドのキーボーディスト兼メイン・コンポーザーであるVittorio Nocenzi(key/vo)の闘病を乗り越えて、Vittorio主導で制作された25年振りのスタジオ新作『TRANSIBERIANA』で大々的に復活を遂げた、イタリアン・プログレ/ロックを代表する存在であるBANCO DEL MUTUO SOCCORSO、その『TRANSIBERIANA』から3年、復活第2弾となる新作『ORLANDO: LE FORME DELL' AMORE』がリリース決定!

前作からメンバーの変更は無く、フロントにはTony D'Alessio(vo)、その他Filippo Marcheggiani(g)・Nicola Di Già(g)・Marco Capozzi(b)・Fabio Moresco(drs)といった布陣による録音。 タイトルにある『ORLANDO』とはイタリアの詩人ルドヴィーコ・アリオストが記した大長編の叙事詩『狂えるオルランド(原題:Orlando Furioso)』から取られたもの。楽曲を通じて'Orlando Furioso'の概要を説明しその真実と理想を語るという、Vittorioが息子のMichelangeloと作詞家Paolo Logliと共に何年もの間取り組んできたコンセプト・アルバムとなっています。

まさにバンコ節と云える、クラシカルな素養にハード・ロック調の痛快な勢いを交えたアレンジ、そしてアヴァンギャルドな展開/極端な切り返しを巧妙に配しイタリアのトラディショナルな情熱を加えた独自の作風は一貫しつつも、現体制の円熟によって更に各プレイヤーの表現は深みを増しており、『TRANSIBERIANA』とは異なるアプローチの楽曲も多数。本作はデビュー50周年記念という一面もあってか一部では原点回帰を見せつつも、衰える事の無いVittorioの発送と意欲によって新たなるバンコ像を提示。70年代の名作群にも匹敵する傑作が今ここに!

【3面Digipack仕様】