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リヒャルト・シュトラウス:
【収録内容】
歌劇《カプリッチョ》 Op. 85
【演奏者】
台本:クレメンス・クラウス
伯爵令嬢...アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ)
伯爵...ヴォルフガング・シェーネ(バリトン)
フラマン...エベルハルト・ビュフナー(テノール)
オリヴィエ...フランツ・グルントヘーバー(バリトン)
ラ・ロッシュ...マンフレート・ユングヴィルト(バス)
クレロン...トゥルデリーゼ・シュミット(アルト)
トープ氏...アントン・デ・リッダー(テノール)
イタリア人のテノール歌手...ピエトロ・バッロ(テノール)
家令...ローレンツ・ミンス(バス)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ホルスト・シュタイン(指揮)
録音:1985年8月7日 ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
Osterreichischen Rundfunks(ORF)
総収録時間:140分
1940年、友人で指揮者のクレメンス・クラウスとともにシュトラウスが書き上げた台本には、詩人オリヴィエと作曲家フラマンの二人から愛される未亡人マドレーヌの揺れる心と、「言葉」と「音楽」のどちらが重要か?の命題が描かれており、ここにシュトラウスは実に機知に富み、かつ趣向を凝らした音楽を付けています。とりわけ幕切れ近くの「月光の音楽」は単独で演奏されることも多い人気曲です。
ホルスト・シュタインはNHK交響楽団の名誉指揮者を務めたドイツの指揮者で、1970年から3年間ウィーン国立歌劇場第1指揮者を務めたほか、バイロイト音楽祭で《ニーベルングの指環》全曲を指揮するなど、優れたワーグナー指揮者として名声を確立。1985年の《カプリッチョ》は、シュタインが初めてザルツブルク音楽祭に登場した年の演奏で、ウィーン・フィルが織り成すつややかな響きを背景に、アンナ・トモワ=シントウが歌う上品なマドレーヌを中心とした優れた歌手たちのアンサンブルが光る名演といえるでしょう。
C518992の再発売盤
(ナクソス・ジャパン)
HORST STEIN / ホルスト・シュタイン
ドイツの指揮者