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70年代の「春一番」にも出演し、新しいフォークの旗手として登場したダッチャの唯一のソロ・アルバム。本作はフォーク的というよりはむしろアメリカのSSWやカントリー・ロックからの要素が満載。タイトル曲でもある「26号線」は70年代に実際に存在した喫茶「ディラン」に続く道のりを描いた究極のラブソング。ライフスタイルが様変わりしてしまった現代にはあまり見なくなってしまった、私たちが忘れてしまった風景が今も生き生きと息づいています。それは歩くスピードでしか見ることの出来ないものです。喫茶「ディラン」は後にオリジナル・ディラン〜ディランⅡを結成する大塚まさじ、西岡恭蔵ほか、全国各地から様々なミュージシャンが集ったスペースとして伝説化しています。
矢島
ダッチャ