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「さんど」とも「さんどう」とも読めるタイトルについては、聴く者それぞれイメージを広げていただくとして、『壁新聞』という圧倒的な音の波が引いた後、その砂浜にぽつんと残った曲が7つ。木造校舎で鳴るピアノ、見る見る形を変えていくギターの煙、予感に充ちたベース・ライン、空模様のようなドラムス、そして、ついに発音される新しい言葉と歌……。
音の隙間や休符を縫いあわせる孤高のアンサンブルは健在にして、まるで隣の家から漏れてくる夕餉の匂いのように、今度のTEASIは身体になじむのです。例えば、私たち用の普段使いの音楽と呼んでみる。しかし、手にぴったり収まるしゃもじや、焦げ目のついた鍋やかん、そんな見なれた物たちを見なれたようにまとめるのではなく、まるで見なれなかった感動として後ろ手に差し出すところに彼らの真骨頂があるのです。
TEASI / テアシ