リンク・レイのスワンプ期のパートナーであるSTEVE VERROCAが制作したBROTHの1970年作。MORDICAI JONESの作品やヴァーノン・レイのスワンプ作でも制作を担当していたSTEVE VERROCAですが本作ではヘヴィサイケ/アーリーハードロック的なサウンドを聴かせます。FUZZと泥臭いビートが粘っこく絡みつくようなナンバーばかりで、"I'M GONNA GET YOU"、FUZZバリバリのリフとファンキーなパーカッションがフィーチャーされた"LOUIE LOUIE"カヴァーは最高に盛り上がります!!異色なのがアフリカン・ビート風の"HARE COMES THE MAN"。能天気なコーラスとファンキーなビートの組み合わせが良い。スワンプ/ルーツ好きにはラストの"GOING TO DENVER"あたりが同時期のストーンズの土臭いナンバーに共通するカッコよさでオススメです。
