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フィル・マンザネラの記念すべきファースト・ソロ・アルバム。ロバート・ワイアット、ブライアン・イーノ、エディ・ジョブソン他豪華ゲスト・ミュージシャンをバックに独特な世界観を築いた名作。リマスター&ボーナス・トラック2曲収録。オリジナル・リリース:1975年作品。
アルバムのオープニング・ナンバー「フロンテラ」は“世界一悲しい歌声”と評された元ソフト・マシーン~マッチング・モールのロバート・ワイアットのスペイン語で歌うヴォーカルをフィーチュアし、哀愁帯びたメロディーとヴォーカルが独特な雰囲気を創り出している。続くアルバム・タイトル・ナンバー「ダイアモンド・ヘッド」はPMのギタリストとコンポーザーの魅力が凝縮された名曲。イーノのヴォーカルをフィーチュアした「ビッグ・デイ」は軽快なブリティッシュ・ポップ・ナンバー。アンディ・マッケイのサックスをフィーチュアした「ザ・フレックス」は後のPMのソロ・アルバムの楽曲に通じるインストゥルメンタル・ナンバー。PMのソリッドなギター・ソロも冴える。ウェットンのベース&ヴォーカルとチャンター・シスターズのドリー・チャンターのヴォーカルによる「セイム・タイム・ネクスト・ウィーク」はモダンな趣のファンク・ナンバー。再びイーノのヴォーカルをフィーチュアした「ミス・シャピロ」はロキシー・ミュージック、もしくはイーノのソロ・アルバムに収録されていても違和感の無い独特な味わいのポップ・ナンバー。このアルバムのハイライトの一つである「イースト・オブ・エデン」はクワイアット・サンのメンバーをフィーチュアしたプログレ・ナンバー。それだけに曲調も「メインストリーム」に通じるもの。ビル・マコーミックとチャールズ・ヘイワードの重厚なリズム・セクション、そしてそれに色づけるイアン・マクドナルドの馬具・パイプとディヴ・ジャレットのキーボード。それらをバックに独特なフレーズ&サウンドのPMのギター・ソロ。PMが志向していた音楽観がここにある。「ラグリマ」は後に801のライヴでのオープニング・ナンバーとなるがこのオリジナル・ヴァージョンはアンディ・マッケイとあまりに抒情的な美しいサウンドに心が揺らぐ。ラスト・ナンバー「アルマ」もこれからのPMの音楽的方向性を標すナンバー。ポップながらも牧歌的な大らかで美しいメロディーをバックにPMが味わい深いギター・ソロを聴かせる。
PHIL MANZANERA / フィル・マンザネラ