<入荷>サウンド・デザイナー広瀬豊が1992年清里現代美術館で開催された「ジョン・ケージ メモリアル展」の展示空間用に制作した音源を収録したCDとLPが発売!

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2024.12.18

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1990年から2014年まで山梨県の清里に存在した清里現代美術館。他に類例のない膨大なコレクションを常設展示した個人美術館であり、また同館はジョン・ケージを初めとする先鋭的作曲家の音楽作品の展示や蒐集も行っていた。この音楽に関する知識や情報を同館に提供していたのが、主に80年代日本の環境音楽の分野で知られるサウンド・デザイナーの広瀬豊であった。本作は氏が全面的に展示構成に協力、期間中会場内に流れるサウンドも手掛けた、同館1992年開催の"ジョン・ケージ メモリアル展”の資料を作品として再編集し復刻したものである。



広瀬が展示空間の為に制作した音源は、当時関係者にCD-Rで配布されただけであり今回が初の作品化。当時の作風としては珍しいケージの手法のオマージュや、騒音や日常の音を用いたミュージック・コンクレート、コラージュ作品など極めて先鋭的な楽曲で統一されている。

付属のA4冊子には展示に関する関係者のテキスト、広瀬豊の楽曲解説、展示風景の写真を掲載。(日本語/英語)
リマスタリングはGiuseppe Ielasiが担当。

LP版にはCD全トラックのDLコードが付属。


■LPとCDの内容は異なります■
LP版にはArt into Lifeの嗜好で選んだオリジナル音源から抜粋した3曲、そして収録しきれなかった楽曲を素材とした広瀬豊の新たな楽曲[Dialogue]の計4曲を収録。([Dialogue]はLP版にのみ収録)
CD版はオリジナル通りの収録となります。


●広瀬豊
サウンド・デザイナー。1961年生まれ、山梨県甲府市出身。1986年にミサワホーム総合研究所サウンドデザイン室が企画した「サウンドスケープ」シリーズから、アルバム『Nova』をリリース。同年に、芦川聡が設立した株式会社サウンド・プロセス・デザインに参画し、文化施設や商業施設などで流れるサウンドの制作を手掛ける。2019年にスイスのレーベル〈We Release Whatever The Fuck We Want〉から未発表音源を加えて『Nova』がリイシューされ、世界的に話題を呼んだ。2022年5月に36年ぶりとなるセカンドアルバム『Nostalghia』をリリース。7月1日に〈We Release Whatever The Fuck We Want〉からサードアルバム『Trace: Sound Design Works 1986-1989』をリリース。


【LP+CDセット/ジョン・ケージ・メモリアル展の8Pブックレット付き/CD全トラックのダウンロード封入】


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