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■2014年6月にDOMMUNE/BOILER ROOMを通じ、全世界に轟音を配信したBoris with Merzbowの合体編成ライヴ。この特別な体験に着想を得たスタジオ新録音源で、記憶と眩暈が蘇る。
■今回は2枚同時再生を前提としたドローン・アルバムだ。Borisはこれまでに発表してきた代表曲の数々をドラムレス編成で披露、ヘヴィネスに振り切った演奏で曲そのものの強度を浮き彫りにしている。Merzbowは4つの長編新曲をプレイ、ハーシュを極めつつも、最近の演奏に顕著な幾層にも重ねた音のレイヤーが曲の構成を決めていくアプローチだ。
■この2枚を別々のプレイヤーで同時再生することでひとつの作品として完成する仕組み。推奨環境は電気信号上のミックスではなく、それぞれ独立したプレイヤーとスピーカー使用/空気を通してのミックス。作品ごとの音量バランスとミックス具合がリスナー自身に委ねられることで、毎回異なる'現象'が目の前で起こる作品なのだ。オリジナル楽曲は勿論、ライヴ時に「本家より轟音」と称されたMY BLOODY VALENTINEのカヴァー"Sometimes"も、常に表情を変えることに。さらに言えば推奨環境ばかりではなく、それぞれのディスクを単体で楽しむことも勿論可能。
■1997年から始まり折に触れ実現してきた両者のコラボレーションは、お互い数多くの共演/共作歴を持つ中でも頻度が高く、大きな意味を持つ。Borisのトリオ編成でのロック・フォーマットがMerzbow楽曲の骨格を更に際立てれば、Merzbowの存在がBorisの受容体を刺激して新たな側面と潜在的な先鋭性を引き出す。『現象 -Gensho-』はその相互作用が、リスナー参加型のアクティヴな作品として現れたものだ。
■全世界リリース(3/18)に先駆けての日本先行発売。日本盤のみ昨年11月東京での合体編成ライヴをマルチ・トラックで全編完全収録したライヴ盤2枚を追加する4枚組仕様。こちらでは多角的に話題を呼んだ『ニンジャスレイヤー フロムアニメイション』への提供曲"キルミスター"のロング・ヴァージョン、最近のライヴで披露している新曲"More"というBorisの'今現在'も演目に。'現象'が起こったあの夜の模様が、同時再生作品のコンセプトに別角度から光を当てる。
Boris with Merzbow