1965年、ニコはロンドンの<イミディエイト・レコード>からシングル「I'm not sayin' I'll be true」で音楽デビュー。ギタリストにレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが参加している。またこの頃ニコはボブ・ディランの紹介でアンディ・ウォーホルに出会い、ウォーホルが主宰する「ファクトリー」の実験映画に参加する。ウォーホルは自らがプロデュースしていたヴェルヴェット・アンダーグラウンドにニコを参加させ、1967年3月の『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』では4曲でニコがリード・ヴォーカルをとった。1967年にはファースト・ソロ・アルバム『チェルシー・ガール』をリリース。ボブ・ディラン、ジャクソン・ブラウンなどが曲を提供し、ヴェルヴェッツのメンバーも参加している。ヴェルヴェッツの曲にも近い部分も多少はあるが、よりフォーキーな路線の音楽性である。