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アマリアが世界に向けて飛び立ったパリにおける2公演から選曲したライヴ音源集
〈ファドの女王〉アマリア・ロドリゲス(1920-99)。今も新たなファンを増やし、その歌声は多くの人々に愛され続けています。近年は再発や発掘音源のリリースも積極的に行われていますが、今回新たにリリースされるのは、1960年モンパルナスにあったミュージック・ホール、ボビノにおけるライヴ音源で、かつて“Paris 1960”のタイトルでLP化されていた全曲に、1956年オランピア公演の音源を追加した、パリにおけるライヴ録音集です。後者はアマリアがその後世界的に活躍するきっかけとなった記念碑的な公演で幾度もリイシューされてきましたが、ボビノでの録音はそれと比較するとリイシューの機会が少なく、ライス・レコードとしての発売は初めての音源です。制作はファドの新録作品はもちろん、古い音源の編集盤にも定評があるポルトガルのレーベル〈Seven Muses〉。新たなマスタリングでアマリアの名唱が蘇ります。
1955年にフランス映画の挿入歌として使用された「暗いはしけ」のヒットがフランスでの活動の糸口となったアマリア。当時パリでは新世代のシャンソン歌手たちが台頭し、賑わいをみせていましたが、その音楽シーンの殿堂がミュージック・ホールのオランピアでした。アマリアは外国の歌手としては最も早い1956年にその舞台に立ち、フランスの観客達にファドを紹介したのです。この公演をきっかけにアマリアは世界的な成功を収めることになります。以降、57年、59年と続けてオランピアに出演したアマリアでしたが、1960年2月の訪仏時にはオランピアより庶民的なミュージック・ホールだったボビノに出演しました。「(オランピアとボビノ)両方の観客から拍手をもらわなくてはならない」とアマリアが語るように、セーヌ川左岸にあるボビノは、オランピアとは客層も異なり、より親密な雰囲気のある会場でした。それも手伝ってオランピア公演よりもリラックスした歌声を聴く事が出来るボビノ公演の録音は、仏デュクルテ・トムソンから同年のうちにLPとして発売されました。
本作はそのデュクルテ・トムソン原盤の60年ボビノ公演のライヴ盤全15曲に、56年オランピア公演から被らない曲目を10曲追加して構成。気の置けないボビノと、緊張感溢れるオランピアの雰囲気の異なる2公演の音源で、パリにおけるアマリアの活躍を振り返ります。いずれの公演も名匠ドミンゴス・カマリーニャ(ポルトガル・ギター)とサントス・モレイラ(クラシック・ギター)による伴奏ですので、質の高さは保証付き。また、これまでのリイシュー盤よりもあたたかみのあるリマスタリングが行われており、両公演聴き込んでいる方にも改めてお勧め出来る内容になっています。<メーカーインフォより>
AMALIA RODRIGUES / アマリア・ロドリゲス