PUNKスタッフによるオススメの1枚!! "STAFF REVIEW" 祝・新生活!! ~あの日あの頃を思い出す1枚~

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2022.04.19

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寒い冬が終わり、春が来た。”始まりの季節”と誰かが言うように新生活や出会いの季節、心新たに何かを始める事もそう。
気合いを入れたい時は勿論、不安に押し潰されそうな時、落ち込んだ時も私やパンクスタッフの耳には音楽が流れています。
このページを見ているそこの貴方もきっとその1人なはず…。
今回は春になると思い出す、聴きたくなる1枚1曲をディスクユニオン・パンクスタッフが独断と偏見に愛情を込めてご紹介してます。
感性は人それぞれ違うもので在るべき、その中で一瞬でも誰かの情景を共有出来たら、その音源を手にしてくれたら幸いです。





Hi-STANDARD / Growing Up
トイズファクトリー / TFCC-88067 / お茶の水駅前店:佐々木
日本中が自粛モードだった22歳、東北の冬。ライフラインは徐々に回復しつつも未だ新幹線が再開していない状況の中、速達で届いた入社式の手紙。今だったらもっと冷静に行動するはずだが、勝手に家族の期待を背負っていたあの頃の自分は改めて上京を決意。心揺れ悶々としながら3月30日真っ暗のガソリンスタンド前に車内で毛布に包まりながら父と過ごした夜と何千曲の中からシャッフルで流れる最近のお気に入りの音楽、そして迎えた出発の日。仕事があるからと早々に出て行った母、泣きじゃくる祖母と慰める姉、車内の些細な事で父との喧嘩…呆気ない別れ。けど深夜の満員バスに乗り込み出発の時間、ふと光る着信メールに窓の外で手を振る両親の姿。必死に手を挙げて応えることしかできなかった自分。走り出し変わり果てた街を背景に流れた”Growing Up”。これが成長するって事 と背中押され、降り立った新宿の朝日は今でも忘れられません。以上、この季節になると必ず思い出す僕だけのエモーショナル。皆さんにもきっとあるはず。 そして新社会人の皆さん、おめでとうございます。どうか会社の為に己を犠牲にせず、自分自身を大事にしてください。ゴミは率先して拾って、困った人が居たら助けましょう。 日向の道を歩けば、きっと人生は輝くよ (朝ドラより引用)




Sledgehammer / 鐵槌 - 日本狼
Straight Up Records / SUR-051 / パンク部門:内澤
時は1999年。田舎から出てきたばかりの私は、西新宿の某A店で買ったBASTARDのシャツを着てアンチノックに向かった。
目的は毎月末に開催されていたBURNING SPIRITS。
鉄アレイ・FORWARDはもちろん、その日はOi!VALCANSとGRUESOMEと鐵槌が出演するという。今でも好きなバンドであるeastern youthのサンクスで見かけた鐵槌に桜花、どんなバンドなんだろう。
若く金も知識もない私は期待に胸を震わせながら出番を待つ。
すでにハードコアのライブには何度も足を運んでいたが、GRUESOMEと鐵槌のライブになるたびに黒づくめの身体の大きなスキンズたちが大暴れしているのが怖かったし、それと同時に衝撃的だった。
心の底から「カッコイイ!」と感じた。それから数か月後。日本狼、桜花とのSPLITが続いてリリースされ、2枚とも狂ったように聴いた。
日本人スキンズや海外のスキンズも必死に勉強して聴いた。
それから時が経ち、生活が大きく変わってライブにはなかなか通えなくなっても、時間が出来るようになってからはICEPICKはもちろん狼の宴など鐵槌のイベントにはほぼ毎回通っている。仲間や友達も増えた。
私にとっての永遠の1枚。社会人へ三島由紀夫の「葉隠入門」と共に捧げたい、日本人としてどう生きるべきかが詰まった1枚です。
 
 

Sledgehammer / 鐵槌 - 士
Diwphalanx / PX366 / パンク部門:内澤
日本狼から23年目。母が亡くなった。私のようなドラ息子を見放さず、同じく私のようなダメ亭主を見捨てない妻と同じように心の底から優しい人だった母が亡くなった。
母が倒れたのはこのクソッタレのコロナが大きく流行し始めた2019年の春。その時にはもう1か月持たないと伝えられ、私も家族も大きく混乱した。
それでも母は頑張ってくれて、コロナが落ち着いた2022年1月になってようやく母の顔を観に行くことが出来た。
覚悟はしていたが、既にほぼ意識がない状態だった。
それでも顔を見られてよかったし、意識がなくても手を握ってくれたのは忘れない。
それから1か月後、眠るように母は息を引き取った。リモートで母をみとることが出来たのは時代に感謝するべきかもしれない。
葬儀などが一通り終わり東京に戻ってから1週間後、ついにこの作品がリリースされた。
狂ったように聴いた日本狼の流れを汲むのではなく、全く新しい鐵槌の唯一無二の世界が広がっていた。
この23年間、色々なことが起きた。でもかあちゃん、俺まだ頑張るよ。
こんなにかっこいい人たちがいるんだもの。そう思った。
新生活をはじめる皆様へ。日本狼と同じようにこの1枚を是非聴いて自分を奮い立たせてほしい。
そして日本人としてどう生きるか、これからの自分に何ができるか考えてほしい。
 


Water Closet / Again & Again
Swept Records / SW-008 / パンク部門:永塚
あの日あの時あの場所で君に会えなかったら...小田和正の名曲"ラブストーリーは突然に"の出だしのようなお題での1枚をご紹介したいと思うのですが、ハスキンのサンアンドムーンでゲストボーカルで参加していたWCのアスカさん。何てかっこいいんだと衝撃と受けWATER CLOSETを初めて聴いてみました。
シモさんとアスカさんの絶妙な駆け引きにまたまたの衝撃!悪友である友人と一緒に終電上等!と何度も何度もライブハウスに足を運び帰りは電車が無いので2時間以上かけ歩いて帰る。夜中帰り道に食べたラーメン美味しかったな。キミ(WC)に出会えなかったら...今の自分は無かっただろうな。
そんな色々な思い出がつまった大切な1枚です。
 
 


JOHNNY THUNDERS / QUE SERA SERA - RESURRECTED (3CD)
JUNGLE / FREUDCD129 / パンク部門:吉野
2000年代に活躍した青山真治という映画監督が先月この世を去った。
サブカルチャー的な扱いを受けていた彼の作品の一つに「サッドヴァケイション」という映画があり、タイトルはジョニーサンダースの曲から名付けられている。
この映画は、母親に捨てられたことを憎む息子(浅野忠信)が何年振りかに故郷へ帰ってきて母親(石田えり)に復讐しようと画策するが、母親の浮世離れした存在感や母性から滲むモラリズムの線引きに翻弄され、復讐計画は失敗してしまうといった内容である。
自分が住む街の思い出は必ずしも楽しいものばかりではない、むしろ嫌なことの方が多かったかもしれない。
だが、人の縁や、場所の縁というのは否が応でも切り離せず、いつまでも頭の片隅に残り続けているものであると、劇中に流れるジョニーサンダースの砕けたような歌声がそう言い聞かせてるような気がする。
映画のレビューみたいになってしまいましたが(笑)、新生活迎えるに当たり、どこか気持ちが寂しくなってしまった時に聞いてもらいたい作品です。
 


RANCID / LET'S GO (LP/2014 REISSUE)
EPITAPH / 87361 / パンク部門:山崎
OPERATION IVYのこともまだ知らなかった当時、新宿のタワレコでこのアルバムを手に取り裏ジャケのメンバーの写真にほれ込んで購入した、ジャケ買いならぬ裏ジャケ買いをした一枚。
この頃のティムは本当にカッコ良かったなと、今のティムを見るたびに思ったり思わなかったり。
ちょうど大学生活が始まるときに聞いていたというのもあり、NOFXとRANCIDは青春だったなと感傷に浸りつつも、その頃のことは忘却の彼方に追いやられてる今日この頃ですが、新生活を迎える皆様におかれましては是非これを聴いて、タイトル通り、新生活を「Let's Go」していただきたいです。今もライブの定番の名曲"Radio"収録ですよ。
 
 

bacho / 最高新記憶
(有)コズミックノート / EZCT55 / 新宿パンクマーケット:吉澤
迷っている時、何かを決めなければならない時、自分のケツに火を点けたい時。
自身の人生において重要な点の折々で流してきた1枚が、bachoの1STフルアルバム「最高新記憶」。ただただ優しい言葉を言い聞かせるのでなく、ヒトとして情けない部分や極力触れてほしくない醜い部分をも真っ裸に歌い上げられ、ちょっぴり自分へのヘイトが生まれかねない詩でもありますが、そんな人間臭い部分が最高に刺さります。
上辺だけのポジティブを歌うのでなく、全部受け入れた上で「これでいいのだ」と、上を向かせてくれるような楽曲の数々。
別れや出会い、苦難や期待の連続に波長が狂わされる春という季節に、「さよなら」で始まり「孤独な戦い」で終わるこの1枚を。
慣れない毎日に疲れたら彼らのライブに行けばいい。きっとすぐに姫路から飛んできてくれる。
 


eastern youth / 感受性応答セヨ
トイズファクトリー / TFCC88182 / 新宿パンクマーケット:中村
自堕落な生活を送っていた学生時代に一番聴いていましたかね。バイトして家帰ってひたすら音楽あさって夜中から朝にかけて流し、早朝の豊平川沿いを散歩したものです。聴いては自分を見つめダメだなあ、頑張らんとなあ、と思いつつ結局何も始められず、気付けば大学も卒業し就職先も決まらず、ディスクユニオンへアルバイト入社。入社アンケートの好きなアルバムにはもちろん感受性応答セヨを書きました。
人生の解答は知らないが歩く踵の音を聞いて進む道を知ることが出来、少しずつではあるが前に向かって進んでいるのではないでしょうか。何回だってやり直せるしさ。
自分にとって節目でも節目じゃなくても大切なアルバム。周りに流されず信念をもって生きていけば素晴らしい世界が広がっている。
 

 
 
GARLICBOYS / 激情
PIZZA OF DEATH / パンク部門:松原
ガーリックボーイズが2008年にリリースしたミニアルバム「激情」。
学生の頃、親に「部屋からうめき声が聞こえる」と苦情がくるような音楽ばかり聴いていたのですが、
自分の中では比較的取っ付きやすいと思っていたコチラを誰かと共有出来るかもと新学期にあたりよく聴いていました。
それがキッカケか、雑貨屋のバイトの面接に行く時も、ラーメン屋の初出勤の時も、自分の中で大事な日や何かが変わるときにかかさず聴いていたことをこれを書くにあたって思い出し、いろんな出会いに携わってきた一枚だと実感。
今年の1月のなんにもない日、久々にたまたま耳にする機会がありそれから自分を鼓舞するためにもここ3-4ヶ月ほぼ毎日聴いてます。
切なくも優しい哀愁のメロディにバラエティに富んだ楽曲の数々、同じアルバムでもそのときの状況によって聴こえ方が変わってくるから面白いですよね。
慣れない新生活で困惑している誰かの大事な一枚にもなったらいいなーと思います!
 


COCK ROACH / 赤き生命欲
黒虫芸術/インフィニットレコ-ド /IFRD0027 / 新宿パンクマーケット:佐藤
どん底の時に明るい音楽を聴いても響かない。そんな人間だってもちろんいるわけで、私はそんな人間だったわけで。
初めてCOCK ROACHを聴いたのは高校の友人とカラオケに行った時、友人が選曲した「食人欲求者の謝肉祭」に血が沸騰する。
速攻貸してくれと懇願し歌詞も熟読。この絶望と憎悪と渇き!人が対面で繕う表向きの顔ではない人間そのものの欲望が剥き出しの表現!
人間は醜く美しい!なんて最高な人間賛歌なんだ!とまるで自分の欠けていた部分が埋まったくらいのジャストフィット。
新生活という節目に思い入れがあると言うより、いろんな場面の辛い時期をこれで乗り切った。
正直、これから新生活をスタートさせるって方にはあんまりオススメでは無い。暗いから。
明るい気持ちで臨めているならば他のスタッフのを参考にする方がいい...でも少し慣れてきて、いじめてくる様なヤツや嫌な上司、腸が煮えかえる様なヤツに出会ってしまったら一度聴いてみて欲しい。貴方の新生活に幸あれ!
 


RAGE AGAINST THE MACHINE / RAGE AGAINST THE MACHINE
SONY / 88875111751 / ROCK in TOKYO:石谷
今から26年前の春、クラス分けの張り紙を確認してそわそわ1年5組の教室へ。入学式が行われる体育館へ向かうべく出席番号順で整列。僕の後ろに並んだ彼とすっかすかのクラブチッタで演奏するとは想像だにせずヘラヘラしながら数日後。
SPACE SHOWERの「PUNK ROCK TV」で流れた"FREEDOM"のMVに打ち抜かれすぐに入手したこの1STを休み時間に聴いていると、「レイジ俺も好き」とその彼から話しかけられ意気投合。一気に盛り上がりレイジのコピバンを組むことに。ギターの彼とベースの私は「スクラッチの音どうやってんだ」「ジュイジュイって音、六角使ってるっぽい」とキャッキャしながらメンバーも揃い練習練習練習。
 
2年生になると後輩の弾き語りのやつを引きずり降ろして文化祭でライブやったり先輩のイベントに出たりアイロンプリントでTシャツ作ったり相も変わらずヘラヘラしていると、とあるイベンターからお誘いが。
その当時イベンターおばちゃんみたいなのがちょこちょこいて、今考えるとあの人たちは一体何だったのかよくわかりませんが、とにかくノルマさえ払えばチッタで演奏出来ると。いくらだったかは全く覚えてないですが、高校生で払える額だったので法外にふっかけられた訳ではなかったと思います多分。
 
そしていざ当日。
すっかすかのフロアを前にして、うわーカートもこの楽屋使ったのかーやべーサインあるかなーうへーと浮かれていた数時間前の自分を猛烈に恥じながら、私はいま一体何をしているんでしょうか、何故コピバンでチッタのステージに立っているのでしょうか、となんとも言えない気持ちが全身を駆け巡る中やっと完奏。
いくら20人くらい友達呼んだってあのキャパの前では焼け石に水。床しか見えないチッタのフロアをステージから見た事がある人はこの世に数えるくらいしかいないはず。
何事にも代え難い良い経験をさせていただきました。
出席番号が僕の次だったギターの彼はももクロに曲を提供するなど今も最前線で活躍中。私も頑張ります。みなさん良い新生活を。
 
 

ROOSTERS / INSANE 
日本コロムビア / COCP-40422 / ROCK in TOKYO:出野
人生は、色々ある。とか23歳手前のヤツが言ってしまうのは、まぁオレが持ってる悪い癖。半年前、YouTubeでTHE LETTERSを聴いていたら突如オススメに現れたルースターズ。別に、なんでも勧められたら好きになるわけでもないんです。でも、なぜかスマホの画面に表示された"LET'S ROCK"は聴いておいた方がいい気がしました。
 
「ジャァァァァァァァァァァン……」
 
雷で打たれたような、『オーメン』で避雷針が落ちてきたような衝撃。完璧にやられました。「恋をしようよ」は有名だし、「カラーに口紅」のカバーが良いなあという程度だった私は、数カ月でもうメチャクチャどハマりして今に至ります。
この間、失恋してマジでインセインだった私は、大江慎也に救われたようなもの。
先月は下北沢で大江さんライブしてましたね。2曲目の"CASE OF INSANITY"から涙が止まらなくなりました…。
覚醒寸前の狂気がギュッと詰め込まれた『INSANE』。曲が少なくても最高すぎます。"FLASH BACK"なんか、眠りにつく前のまどろんだ頭にこびりつく感覚とでも言いましょうか。
近頃は世の中キツいことだらけ。それでもみんな生きてて偉い!オレも爆音でロックを聴いて生きながらえています。「Dan Dan…」という、素敵な方にある、パワフルな言葉を胸に。
 



THEピーズ / ブッチーメリー 1989‐1997 SELECTION SIDE B
KING RECORDS / KICS-784 / 新宿パンクマーケット:嵩原
エセ進学校に通っていた私。所謂デキる人達に囲まれ、完全に戦意喪失状態で迎えた高校三年生の春。進路どころか毎日ちゃんと学校に行くのもつら~いお年頃。
そんな私を支えたのがこの1枚。寝坊遅刻でふて腐れた朝は「脳ミソ」、終業のベルが鳴ったら「肉のうた」、泣きたい時は「シニタイヤツハシネ」など、あらゆるお年頃情緒に寄り添ってくれたレパートリー豊富な楽曲たち。恋をした時だって「恋は水色」か「君は僕を好きかい」を聴けば万事解決。
1新生活なんて嫌だ!2フレッシュってなんだよバーカ!3まだ春の別れから立ち直れねぇ!
の、どれかに当てはまってしまった哀しいひねくれモードな方はぜひ一度聴いてみてください。
重たい足をひきずりながら日々奮闘するあなたの後ろ姿に、きっと似合う一枚です。
翌年の春無事ディスクユニオンに進路が決まった私は上京。明るい気持ちでGREEN DAYを聴いておりました、というのは後日談。
今は元気に呑気にフレッシュとは無縁の生活を送っています。
皆様の新生活が良き音楽とともにありますよーに☆

 

 
Dizzy Joghurt / Inside Out Upside Down
KOGA RECORDS / KOGA041 / ROCK in TOKYO:長谷川
新生活ってわたし本当に何の思い出もなくて。(笑)
なにも思いつかなくて一生懸命考えている間に、思い返せば上京してきてもう10年以上は経ってるんだ〜ということに気が付きました。
一人暮らしを始めた時はさすがにワクワクしたっけな。お金がないから家具家電買い揃えるにも一苦労で、その中でもたしか一番高額だった洗濯機がここ数ヶ月もの間、すすぎが一生終わらない病にかかっていて本気で困ってます。気軽に買い替えられるものでもないので、このまま励ましながらもう少し頑張ってもらいたい。
…本当に大したエピソードもなければ新生活での思い出の一枚もないので笑、私が春になるとなんとなく毎年聴いている一枚をご紹介します。
【Dizzy Joghurt / Inside Out Upside Down】
なんだろう、アルバム通して感じるこの"春"感!!!!
天気が良い日に散歩しながら聴きたくなるような、晴れた日が似合うそんな1枚。あったかいんですよね〜。
アノラック女王ヨシノモモコ監修ですが、彼女プロデュースの中でもアタマひとつ抜けて完成度の高いバンドだと思います。もう恐らくライブ等で観られることはなさそうなので残念ではありますが、毎年この時期になるとあっ、ディジーヨーグルト聴こうと思い立つので私の中では春を感じる大切な1枚です。
新生活、一生すすぎが終わらない洗濯機とディジーヨーグルトの関係性は全くありません。すみません。
他の方が真っ直ぐなメッセージを送ってる中自分一人だけこんなんでちょっと恥ずかしくなったので最後にひとつそれっぽいこと言わせてください。
つらくなったら逃げろ!!!!
自分が潰れるまで全部受け止めて頑張る必要はないので、適度に息抜いて好きな音楽聴いて楽しく過ごしてください。大抵のことはなんとかなります。
みなさんにとって良き1年の始まりであることを祈ってます!
 



黒夢 / 生きていた中絶児・・・・
LMR001 / パンク部門:川嶋
今から10年ほど前、私がまだ中学生だった時。
当時は音楽に少し興味が出た程度の時期で、「そうだ、CDを買おう!」と唐突に思い立ち弊社、ディスクユニオンへ。
入店したはいいが、CDなんぞ買ったこともなくそもそもまずアルバムってなんだ?と、何も買ったらいいのかすらもよくわからず、 スレたクソガキだった私は流行りの音楽だけは聴きたくない一心で、周りの友達が誰も買っていないであろう一枚を買おう、と手に取ったのが、このアルバム。
この瞬間に完全に人生の軌道が良くも悪くもに大幅にずれてしまい、善良だった川嶋少年は悪の道へ。
あの時別のアルバムを手にしていたらまた別の人生があったのかな...と眠れなくなる夜もありますが、とはいえこのアルバムがあったおかげで今の私があるので、すべてヨシ!
青春の一枚です。




 

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