PUNKスタッフによるオススメの1枚!! "STAFF REVIEW"

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2021.04.28

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六根 / 脈動 (CD)

BREAK THE RECORDS / BTR108 / 営業部:安藤

日本アンダーグラウンド界に新たな新星が現れました。SYSTEMATIC DEATHのベーシストとして日本のみならず、海外でのライブやOBSCENE EXTREME FESにも出演するなど、その才能を遺憾なく発揮してきたユズカが新たに立ち上げた”六根”。驚くべき身体能力を持ち、全身全霊で叩きつけるようなドラムのビート。ギターのみで表現されているとは思えないほど重厚かつ繊細なフレーズと曲展開。哲学的とすら感じられる歌詞を野獣の如く咆哮で歌っていく相反性も六根の特徴であり魅力と言えるだろう。デビュー作にして濃密過ぎる内容となったこの1stアルバムは、日本音楽シーンに新たな一石を投じる奇跡の作品であると断言させていただきたい。





GLORIA RECORD / START HERE (2LP)

BIG SCARY MONSTERS / BSM295V / 横浜関内店:中根

MINERAL解散後にChris(Vo/Gt)とJermy(Ba)によって結成されたバンドの唯一のフルアルバムのリイシュー!MINERALの流れを汲む美メロと新たにエレクトロ的な要素も入っていてMINERAL後のエモシーンにも影響を与えたであろう一枚。Vo.のChrisはこの後Zookeeperなどのバンドを組みますが個人的にはこの頃のボーカルはかなりツボです。MINERAL、2ndから片鱗を見せていたどこか神々しく歌い上げるスタイルが極まっていて、ついついウルっとしてしまいそうになる傑作です。なかなかオリジナルは目にすることも少ないのでこのリイシューは嬉しいです!





ATARAXIA / 二つの世界 (CD)

爆音連鎖 / 005 / 営業部:佐々木

結成11年目の茨城現行D-BEATクラストコアバンドが怒涛全10曲(22分)1stアルバムを満を持して特攻(ぶっこ)んで来た。幸か不幸かCOVID-19が彼等に時間と、破壊と構築を繰り返させた事でより一層の純正クラスト・サウンド確立させた本作。日々浮き彫りとなる世の中の"憎悪"を爆音に乗せ、漆黒の向こう側へ研ぎ澄ます前作「自由ノ代償」の完成度を軽く超越した新作「二つの世界」、自身のレーベル:爆音連鎖より自主制作/限定500枚。こんな話題の作品が勿体無い、、と思いつつ未だ手にしていない方は死に物狂いで探してほしい1枚。まだまだ未熟な私のイヤホンからこの無双ステルス機を撃ち落とせる奴は早々見当たりそうにない。





KREWMEN / THE ADVENTURES OF THE KREWMEN (LP)

RADIATION REISSUES / RRS128 / 新宿パンクマーケット:佐藤

うん!うんうんうんうん!!いいよねクリューメン!ジャケットからして最高だよね!名作1STの再発盤が去年Radiation Reissuesよりリリースされてディスクユニオンにも数ヵ月後に入荷しているのです。パーフェクトスタートダッシュな「The Bug Of Planet Zee」から始まり、名曲じゃないわけがない「The Hell Train」で終わり。列車が走る様なドラムたまりませんよね~わかる~。86年作がこの年月を経ても再発盤が出る。それは名作だからで、先人達が若き後継者達に全く色褪せない初期サイコビリーのカッコ良さを伝えたいからかもしれない。受取側の若人よ、この再発盤にはポスターが付いているらしいぞ。うらやま。





BOYS / I DON'T CARE (7")

MAD BUTCHER / MBC131 / お茶の水駅前店:小林

名曲2曲を収録した名作シングルがMad Butcher Classicsから再発。ジャケットは当時スペインから発売された独自スリーヴですが、A面のI DON'T CARは本来スペイン盤に収録されていたアルバムバージョンではなく、なぜかUK盤の遅いバージョンを収録と、ややこしい仕様でのリリース。レーベルロゴもNEMSに似せています。自分もやったことあります。





sassya- / 呼吸 (CD)

Kerosene Records / KRSE27 / 新宿パンクマーケット:吉澤

鬱憤の溜まった東京の電車内で爆音で聴きたくなる、硬質ロックバンド sassya- の3rdアルバム。日々の生活感を感じさせながらも説得力がドッと詰まった言葉が、静と動のリズムと爆発的なメロディーに乗せられ、これはもはや歌というより叫びと言う方がしっくりくるかもしれない。イースタンユースやブッチャーズ、bacho…etc。そういった刺さる言葉で発信する "ジャパニーズオリジナル" なバンドに、肩を並べる3人組の最深&最高傑作。特定の誰かや何かに怒りの矛先を向けられないこんなご時世に、自身を奮い立たせてくれるこういった音楽が最高にマッチします。色々な事に振り回されっ放しのこのタイミングで、この1枚に出会えてすごく良かったです。





PROM / HYPER ACTIVE BLUES (7")

Kerosene Records / KRSE28 / 新宿パンクマーケット:中村

2017年より活動し精力的にライブを行い、コンスタントにリリースをしているPROMが初の7インチをリリースとは非常にめでたい話です!インフォではガレージやメロディック、オルタナの触れ込みがありますが私は声の出し方、質感が80's HARDCOREを感じますね。あとBob Mouldも感じますね、思わずSUGAR聴いちゃいましたもん。またB面の「ドブ川にサヨナラ」では90's~00'sのジャパニーズエモ/オルタナ感あるソングメイキングをしており、ふむふむ、と頷いてしまいます。Gt.Vo.丹下君の好きなものを噛み砕いて昇華し全方位のパンクス好みのフレーズが盛沢山、ALL PUNKS MUST LISTEN!!これを聴いてプルタブ開けましょう。





ONA SNOP / INTERMITTENT DAMNATION (LP)

LIXIVIAT / LXV012 / お茶の水駅前店:青砥

UKリーズのファストコア・バンド"ONA SNOP"の2020年作の2nd。なんじゃこりゃなヘンテコ謎ジャケに気の抜けた響きのバンド名といい初見ナメてかかりがちですが、音はもうビシッビシでキレッキレな混沌発狂激速ファストコア/パワーバイオレンスで最高ー!ちょっぴりナード感あるメンバーも実は全員メチャクチャ演奏スキル高いっつーのも◎。単純に速いの好きならこれ嫌いな人いないんじゃないでしょうか?めちゃライブ観たいけどyoutube上がってる映像だとみんな棒立ちスタイルなのがちょっと残念・・。





Die Communications / Die Communications (LP)

FIXING A HOLE / HOLE02 / 営業部:永塚

京都で活動中のダイコミュ初となるアナログ化音源!!!過去作をマスタリングを練り直し、曲順も変更したこだわりの作品となっています。これぞ、日本のメロディックだと言わんばかりのせまりくるサッドパンク!!UKメロディックの影響も有りのイチオシのバンドです。CDで持っている方も是非!!!





FUCK THE FACTS / PLEINE NOIRCEUR (CD)

NOISE SALVATION / NSR09 / 営業部:時田

不勉強なことに近年の作品は追えておらず2000年代頃の印象で止まってたので大層なことは言えないんですが、想像以上の鮮烈なサウンドにビックリしました。以前のマシーナリーでテクニカルなカオティック・グラインドコアといった印象からはかなりかけ離れた作風で、安直に言っちゃうとかなりエモい。泣きのコードワークやアトモスフェリックなギターエフェクトなど、激情ハードコアやポストブラックっぽいテイストがふんだんに盛り込まれたスケールの大きなサウンドに進化していて、これはSvalbardやOATHBREAKERあたりが好きな方の琴線にこそびたっと触れそう。かといって軟弱になったかというとそんなことは無く、グラインドコアであることの軸はブレていないのがまた頼もしい。昔聴いてたな〜という方にも是非聴いてみて頂きたい。


RATA NEGRA / UNA VIDA VULGAR (LP)

LA VIDA ES UN MUS / MUS235 / 営業部:時田

1stアルバムも2ndアルバムも文句なしに素晴らしかったスペインの3人組パンクロック・バンドの待ちに待ったニューアルバム。RATA NEGRA印のメランコリックな母国語パンクロックはそのままに、ソリッドさよりもグッドメロディーがより際立った過去最高にポップな仕上がりに。ニューウェイブ〜エレポップ・テイスト(3のイントロとか)もいい塩梅で調和していて、HINDSとかMELENASなんかのスパニッシュ・インディー・ファンにもすんなり受け入れられそうなほど。入荷してきたばっかりで正直まだ2周くらいしか出来てないですが、最高なのでもう傑作と言い切っちゃう。まだまだ聴かねば。(今のところ2と10が特に好き)





MINARET / DISCOGRAPHY (CASSETTE)

ZEGEMA BEACH / ZBR222 / お茶の水駅前店:岩崎

МаякやNevascaなどで知られるSad Recordsから作品を発表したロシアのスクリーモバンド、Minaretの全音源集。デジタル限定だった作品も含めた全30曲入りで、ロシア語の歌詞の英訳と各作品の解説書までついた豪華仕様です。密かに盛り上がりを見せているロシアの現行のエモシーンを代表するバンドの一つですが、音源はどれも入手困難なので、かなり貴重な作品となっております!Zegema Beach Recordsはもちろん、Middle-Man RecordsやUseless Plastic Toysなどのレーベルがお好きな方は必聴です!!





NOFX / SINGLE ALBUM

FAT WRECK CHORDS / FAT114

メロコアバンドといえば、で誰もが最初に思い浮かぶであろうバンドNOFXの2016年以来のオリジナルアルバム。ごく個人的な話になりますが、メロコアって昔からそんなには聴いてきてないのですが、NOFXは別、特別です。さすがに以前のように全部が全部、勢いで押し通す曲ばかりというわけではなくなっていますが、M2"Love You More Than I Hate Me"やM3"Fuck Euphemism"のように王道ど真ん中を突っ走る曲も勿論ありますので否が応でもテンションぶち上がります。名盤「Punk In Drublic」収録の"Linoleum"へのアンサーソング的ナンバー"Linewleum"を聴けば、「Punk In Drublic」を聴いていた当時の青春が蘇るようなメランコリックな感傷に浸るとともに、現在の円熟味を増したNOFXと共に自分も大人への階段を上がってきたんだなと実感できます。(営業部:山崎)

昨年リリースのオーケストラを従えたThe Declineライブ盤が素晴らしすぎて、なにかっていうと昔のアルバムを引っ張り出しては聴いていた最近。自宅ではなく店頭で初めて通してアルバムを聴いたのですが、やはりなにはともあれ"LINEWLEUM"でしょう。イントロが聞こえた瞬間キター!とにやけ顔でフロアに向けてダッシュするがごとく、店頭演奏をかける所まで走っていった自分に少し恥ずかしくなりながらも、あの頃の気持ちを持ち続けている事を誇りに思った40歳、春。(ROCK in TOKYO:石谷)





OFFSPRING / LET THE BAD TIMES ROLL

VIRGIN / 7223021 / お茶の水駅前店:後関

潔いほどのオフスプサウンド。奇をてらうなんてことは微塵も考えていないと思います。正直、初めてM.1「This Is Not Utopia」を聴いた時にはなんだこりゃとなりましたが、ここまでキャッチーな曲にこんな歌詞をぶち込めるのは彼らくらいなものです。先行で公開されていたM.2「Let The Bad Times Roll」はもうコテコテのオフスプ節。デクスター、9年のブランクを全く感じさせません。声変わらないなーと埋めるように初めてオフスプリングを聴いた中学生の記憶がフラッシュバックしました。





nervous light of sunday / 連鎖反応 (7"+CD)

instill / INSTILL003

恥ずかしながらこの作品で初めてnlosに触れましたが、一聴した感想が、なんですかこれは!カッコいいですねー!所謂ダウンビート系のハードコアと思いきや、落としてくるパートのサウンドは黎明期のデスコアのように盛り上がりつつ、不安、焦燥感を掻き立てるような不穏なサウンドから突然プツッと曲が終わるセンスも大変よろしいのではないかと思います。絶叫スタイルながらきちんと聞き取れる日本語がヴォーカルもポイントが高いんじゃないでしょうか。CDも7インチも同時に買えるお得盤!あるうちに買っちゃいましょう!(営業部:原田)

以前「カオティックは死語説」が浮上して思わず震えてしまったんですが、nervous light of sundayは紛れもなく「カオティック・ニュースクール」だと断言させていただきます。そんなnlosの新作、やはり最高です。前作『自己暗示』と前々作『深層心理』はゴリゴリに攻めて狂気的な曲展開を捻じ込んでる印象でしたが、今作はストレートなハードコアを主軸に様々なアプローチを複雑かつタイトに盛り込んでいて聴き応え十分。"在り方"のアウトロの2段階落としや"対象"のタフガイ2ステップ誘発系の刻みなど、至る所にグッとくるリフやキメの嵐であっという間に聴き終わってしまいます。あとnlosの象徴だと思っているハーモニクスも健在で「そこで鳴らすの!?」って所で鳴っていて悶絶してしまいました。レコードプレーヤーが無い人でも楽しむ事が出来る7インチ+CD仕様、楽曲と真逆の優しい気遣いに脱帽です。余談ですが筆者はnlosギタリスト、タナベ氏のブルータルモッシュが好きなので事態が収束して拝める日が来ることを切望してます。(千葉店:矢代)





Crunk / DEMO 01 (CD)

BREAK THE RECORDS / BTR111

東京/横浜のNEWハードコアバンド。話題になったSNSでの動画を見てお家で悶々と過ごしていた方ついにDEMO音源出ました!LIVEに行けなくてもこれ聴いてブチあげていきましょう。全4曲全て1分台、シンガロングなしで畳み掛けるVO.&楽曲、不純物なしでアツイ展開がギッチリ詰め込まれています。ワクチンよりもいっぱい接種したい1枚。(横浜西口店:斎藤)

現行のパワーバイオレンスって、いなたいビートダウンの導入が主流になっていたり、90年代のクラシカル・スタイルの突き上げがあったりでちょっと飽和しつつあるなと思っていたんですが、久々に衝撃を受けました。PUNCHを彷彿とさせる高純度のファストコア/パワーバイオレンス・サウンドと超絶絶叫ボーカルは圧巻の一言。安直にビートダウンを用いずにストレートなハードコアを貫き通すスタイルは並々ならぬPV愛を感じます。既に注目を浴びまくっておりますが、1STデモでこの熱量ですから問答無用で期待度MAXになってしまいますよね(メンバーの容姿や年齢でハードコア・アイドル的な見方をするのはナンセンスだなと思いますが...)。とにもかくにもパワーバイオレンス・フリークス必聴の一枚、7インチは音速でsoldしてしまいましたがCDも即sold案件ですのでマストバイ。(千葉店:矢代)





KLONNS / AMON // GENENNA (7")

BLACK HOLE / BHR029 / 千葉店;矢代

NEWWEVE OF JAPANESE HARDCORE、KLONNSの新作。今回も痺れました...。ノイズクラスト、ロウ・ハードコアを基調としながらメリハリの利いたソリッド・サウンドと、80'S JAPANESE HARDCOREに通ずるビート感で繰り広げられる楽曲は現代最高峰だなーと惚れ惚れ。荒々しくもスラムダンスとは別枠で踊れるグルーヴがあるのはKLONNSならではかなと思います。1曲目"AMON"にはMOONSCAPEのHATE氏、2曲目"GEHENNA"にはIGNITION BLOCK MのAISHA氏がフィーチャリング。共に東京ハードコア・バンドを代表する両名のVOICEは元々の楽曲の良さを更に色濃く彩っています。今作でビビッときた方は過去作はもちろん、KLONNSが主催するイベント『Discipline』もチェックしていただきたいです。先日AVE CORNER PRINTINGで激アツインタビューが公開されてましたのでそちらも是非!





ATROFIA CEREBRAL / FASE CRITICA (LP)

SPHC / SPHC111 / 柏店:内澤

80年代結成、南米はペルーの現在復活絶賛活動中ノイズグラインドATROFIA CEREBRALの21年新作。過去にNeuronas Destruidasという1,100曲入りデモのCD化がされていたのが話題になっていたので覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。内容としてはその狂ったデモ音源よりはマトモ?になっており、より時間をドブに捨てない感じの7MONというよりはAxCxのような親しみやすいゴミグラインドになっております。現在廃盤になっている初期音源集や同郷の一万曲収録ディスコグラフィーをリリースしていたAUDICION IRRITABLEの再発もどうですかSPHC様。