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コロンビア発祥のクンビアは、メキシコではSONIDEROとして発展し、独自の文化体系を築いてきた。2006年に公開された映画『BABEL』で使用された CELSO PINA "Cumbia Sobre el Rio" がその最も有名な代表例と言えるだろう。
安っぽいシンセにアコーディオン、下世話でワルくて楽しくて、その品の無さに中毒者が続出したのも記憶に新しい。
実験的かつクレバーなラテン音楽の波が来ているが、現在その総本山の一つになったとも言える NAMES YOU CAN TRUST の新プロジェクト LOS TAXIS がまさにそのソニデロ。
現行のラテンブームの波とは、いささか逆行するように思えるソニデロであるが、チープである打ち込みの奥に見えるは、そのいやらしいまでの狙ってやりました感。
クンビアと言う音楽文化の一端にあるソニデロの新境地が見えた。ラテン鈴木
LOS TAXIS / ロス・タクシス