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■CD RELEASE■ produced by Brian Eno
アフロビートの正統後継者、SEUN ANIKULAPO KUTI(シェウン・クティ)待望の2011年新作は、数多のモダン・アフロビート・バンドとの格の違いを見せ付けるような圧倒的なパワーに満ち溢れた快作。
何よりも先ず、この作品の成功に起因するのは、共同プロデューサーとして参加したBRIAN ENO &JOHN REYNOLDSの存在を無くしては語れない。かつて、TONY ALLENの「LAGOS NO SHAKING」のミックス&マスタリングをMORITZ VON OSWALDが担当したことを想起させるように、ENOの仕事ぶりをフォローするファンにとっては、この起用はごく自然な流れの下に結実したものと言える。
その果たした役割が大きいことは1曲目「AFRICAN SOLDIER」をプレイした瞬間に直感。彼らのプロデュース・ワークはリオ・デ・ジャネイロで録音されたという生々しいサウンドを録音作品として残すために、ほんの少しサポートするようなカタチで発揮されている。アフロビート特有のサウンドの丸みは残しつつ、現代の数多の音楽に埋もれてしまわないよう音圧を上げ、サウンドの輪郭はハッキリとさせるという、まるで語義矛盾なようなことを完璧にやってのけている。
SEUN KUTI とEGYPT 80の演奏は、ただ猛烈に素晴らしく、闘争の音楽としてのアフロビートここに健在といったところであるが、混迷を極める現在、我々にもこのタフなビートから、彼らのポリティカルな精神の一端が必ず得られるはずだ。これは未来に繋がるビートを求める全てのリスナーに届くべき作品である。
SEUN KUTI & EGYPT 80 / シェウン・クティ&エジプト80