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新作ライヴ盤も話題のウォルター・スミスの双頭名義作再入荷!
テレンス・ブランチャードの新譜に参加ということでも今ホットなサックス・プレイヤー、ウォルター・スミス IIIの満を持したFSNTレーベル最新作。前作、Sam Rivers「Fuchsia Swing Song」っぽいジャケが思い出される方が多いと思いますが、その Walter Smith IIIです。今作、実はマーク・スモールとの連名で、テナーが2本入ってテナー・マッドネス状態の生々しい内容ソロと、FSNTレーベル・カラーになっているNYサウンドが両立されており、非常に面白いのです!同じテナーが2本入っていますが2人のプレイは性格的に違い、1曲目でソプラノを吹くMark Smallは丁寧な歌いまわしが光り、一方 Walter Smith IIIは、比べると集中力のムラッけも感じさせますが古きよきハード・バップの香りもさせる太い音色とブローが頼もしいです。サックスの掛け合いが熱いのは#5、#8。加えて作品の魅力の一つ、もうすぐ新譜が発売されるChristian Scottバンドのレギュラーを務めるギタリスト、マット・スティーブンスのカート・ライクなプレイも聴き所。堅苦しいことなしに、コンテンポラリーの爽快感とジャズの醍醐味が詰まっていて、なかなかCDプレイヤーから外せない1枚です。
(新宿ジャズ館 渡辺)
ロバート・グラスパー、アーロン・パークスをはじめとした豪華サイドメン、そして何よりサム・リヴァースの名盤『フューシャ・スウィング・ソング』を模したジャケットで話題を呼んだ『CASUALLY INTRODUCING』からウォルター・スミスIII世。久しぶりのリーダー作となる本作は、2002年のモンクコンペではセミファイナルまで残ったという若手サックス奏者MARK SMALLを迎えての双頭カルテット。
ふわっとした雰囲気のサックスにギターのバッキングという、こういったサウンドももはやちょっと懐かしい(?)、90~00年代の王道を行くサックス+ギターのサウンド。
新人MARK SMALLのプレイも素晴らしく、特にM3でのソプラノのメロディックなプレイやテナーとの絡みなどは目を見張るものがありますね。
ウォルター・スミスのプレイも「芯の太さ」を感じさせる見事なもので、決してエポックメイキングな作品というわけではないですが、非常に上質な現代ジャズ作品に仕上がっていると言えるでしょう。
MARK SNMALL(ts,as,ss)
WALTER SMITH III(ts)
MATT STVENS(g)
ALAN HAMPTON(b:M1,5,6,7)
CHRIS VAN VOORST VAN BEEST(b:M2,3,4,6,9)
BILL CAMPBELL(ds)
WALTER SMITH III / ウォルター・スミス3世