【サル・ニスティコ系の骨太テナー・サックス】 ルックス、プレイの両方の才能に恵まれている奏者がトーマス・ファイストです。1957年ドイツに生まれ、8歳でピアノ演奏を開始。その後トランペットに興味が移り、12歳のときにサックスを始めました。そして当時ヨーロッパに住んでいたアメリカ人のテナー・サックス奏者、サル・ニスティコに奏法を師事し、76年にはダスコ・ゴイコビッチのバンドに参加。78年にはジョー・ハイダーのバンドに加わっています。ハイダーとは現在も折りに触れて共演を続けていますが、このアルバムはハイダーが「トーマスの魅力を完全に伝えたい」ということから生まれた1枚。ハイダーはプロデュースだけではなく自らライナーノーツも執筆し、トーマスに惜しみない賞賛を送っています。(jazzyellより) 【Member】 Thomas Faist(ts), Walter Lang(p), Will Woodard(b), Rick Hollander(ds) Recorded on July 25, 1995 at Trixie Soundstudio, Munich, Germany
