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"リミックス"というジャンルが認知される以前に生まれた、
レゲエ史上に残る極上のレア作品!
ダブプレート・スタイル=オリジナルとは全く違うミックスが生
み出す珠玉の名曲の数々!
デルロイ・ウィルソンがジャマイカの音楽史に残る偉大なヴォーカリストであることは疑いようがない。彼は60年代半ばにレコーディングを始め、1995年に早すぎる死を迎えるまで、精力的に活動した。本作『Dub Plate Style』に収録されたトラックは、もともとは『20 Golden Greats』というアルバムでリリースされたもの。このトラックリストは、一目見ただけでは、平凡なものに映るかもしれない。シングルや他のアルバムで既に見ているかもしれないし、レゲエ好きであれば、収録曲の多く一度は耳にしているだろう。しかし、プリンス・ジャミーによってミックスされた楽曲を耳にしているリスナーはほとんどいないだろう。当時ジャミーは広範囲に渡って活動しており、今作はプロデューサーのバニー'ストライカー' リーとの共同作業で、彼自身にとっても、プロダクション面を手がけるようになったばかりの時期であった。そのサウンドは、当時キングストンのサウンド・システムの中で人気のあった曲とよくマッチしている。
今作に収録されたミックスは、サウンド・システムのオーディエンス向けに生み出されていた。つまり、オリジナルからはかけ離れたミックスとなっている。生々しくスペーシーな部分を持ったディープでヘヴィーなミックス。それこそが今作を制作するにあたってのターゲットだったのだ。短い期間ではあるが、1977年頃、優れたオペレーターとセレクターを備えたサウンド・システムのミックスに人気が集まり、それがレゲエのメインストリームになるほどの勢いがあった。現場の流行に敏感なバニー 'ストライカー' リーは、この新しいマーケットの可能性をいち早く感じ取り、レコーディングした音源をUKの<サードワールド>のカウント・シェリーに渡した。しかしアルバム『20 Golden Greats 』は1978年の始めにリリースされただけで、ジャマイカでプレスされることは一度もなかった。そのため、少量数のみ流通されただけで、あっと言う間に市場から姿を消し、それ以降コレクターズ・アイテムとなったという、極めてレアで、ユニークな作品である。レゲエの長い歴史においても、このような経緯を辿った作品は非常に稀であり、"リミックス・アルバム"というジャンルが認知される以前に生まれた作品であることも見逃せない点である。このアルバムは、ソウルとR&Bをこよなく愛したデルロイ・ウィルソン、これまで聴いたことのないソウルフルな魅力が最大限に楽しめる作品である。本作品は、オリジナルのマスター・テープからのリマスター音源を収録し、パッケージも新たに『Dub Plate Style』としてリリースされる。アートワークには、非常にレアな当時のフライヤーやグラフィック・デザインが使われていることも魅力である。デルロイ・ウィルソン(ヴォーカル)、プリンス・ジャミー(リミキサー)、バニー 'ストライカー' リー(エグゼクティブ・プロデューサー)。3つの絶大なる才能が一つに合わさった!!
DELROY WILSON / デルロイ・ウィルソン