和製ラヴァーズ・ロック・レゲエ、2010年代のクラシックASUKA ANDO『ゆめで逢いましょう』が内田直之による新たなダブ・ヴァージョンを伴って、待望の再7インチ化!

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2021.04.28

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    ゆめで逢いましょう 〜see you in my dreams〜

    ASUKA ANDO

    和製ラヴァーズ・ロック・レゲエ、2010年代のクラシックが内田直之による新たなダブ・ヴァージョンを伴って、待望の再7インチ化決定

    2021年04月28日 / 7"(レコード) / JPN

    1,760円(税込)

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asuka ando、2015年4月リリースのファースト・フル・アルバム『mellowmoood』──その「メロウ過ぎるにもほどがある」スウィートなレゲエ・サウンドで、2010年代のジャパニーズ・ラヴァーズ・ロック・レゲエの、その金字塔とも言うべき作品となった。流麗なイントロを経て、アルバム冒頭を飾る「ゆめで逢いましょう 〜see you in my dreams〜」。本作も含めて、彼女のほぼ全ての作品でアレンジを務めるギタリスト、松本"ARI"龍一と、ドラムに大石幸司(LITTLE TEMPO)、ベースに糠信晋吾(Mighty Caskets)、さらにはエマーソン北村をキーボードに迎えた、そのエレガントなサウンドは、冒頭にして、そのアルバム全体を印象づけるような、まさにリード・トラックらしいリード・トラックの役目を務めた楽曲だ。そしてこの曲はアルバムに先立つこと2015年2月に先行7インチとしてリリースされ、瞬く間に店頭から姿を消したわけだが、このたびこの7インチが待望の、装いも新たな形での再プレスが決定した。今回の目玉のひとつはやはりB面に収録されたダブ・ヴァージョン「COSMIC LOVERS DUB」だろう。LITTLE TEMPOやFLYING RHYTHMS、過去にDRY&HEAVYなどにエンジニアながら、そのサウンドを担う「メンバー」として在籍したダブ・マスター、内田直之が手がけている。国内でのレゲエ・ファンであれば誰しもが知るダブの名匠であり、また最近では2020年にGEZAN『狂(KLUE)』のミキシングを手がけ話題になったことも記憶に新しいが、DRY&HEAVYやLITTLE TEMPOの楽曲を通して、彼が作り出すダブ・サウンドに強い影響を受け続けてきたasuka andoが、長年温め続けてきたオファーがついに結実したヴァージョンでもある。今回のダブ・ヴァージョンではスウィートな原曲から、エマーソン北村によるキーボードをはじめ、各楽器のキャラクターを生かしながら、さらにスペーシーでサイケデリックなダブ・ミックスを展開、匠の技を繰り広げている。ジャケットはリキッドライトを使ったAtsushi Harataによるアートワークを使用{レイアウトは1stのデザインも手がけたCOM(今夜がダンカン)}。また、7インチ単体の他に、asuka andoとパジャマブランド「NOWHAW」との、「ゆめで逢いましょう」なコラボで、"銀河夢チェックパジャマ"も7インチとのセットで同時リリースされる模様だ。新たなアルバムをリリースするasuka andoの、その原点とも言える楽曲の新たな門出になる7インチとなるだろう。

- TEXT BY 河村祐介




この先ずっとレコードが回り続ける限りジャンルを越え音楽を愛し夜を愛する人々が何処かで必ず出会う曲。濡れてるおまじない。「ゆめで逢いましょう」その一言が発せられる背景に充満するお気持ちを想う度に胸がつかえて身悶えします。恋をすればする程そうなります。今は逢えない誰かを想う全ての人へ贈る、正に甘く切なくやるせないスウィートソウルなラバーズロックで紛れもない神曲。
LUVRAW


いにしえのラヴァーズロックを偏愛し、現在進行形のソウルとして再生し続ける当代随一の数奇者女子、asuka ando!彼女のマイルストーンとでも言うべき1stアルバム「mellowmoood」(2015)からの先行シングルとしてリリースされ、2ndプレスまであっという間に完売した幻の1枚、まさにdaydreamingな名曲の7インチが新たにリマスタリングを施されいよいよ待望のリイシュー、嬉しい!
"叶うことのない未来、変わるかもと祈るよ おやすみなさい ゆめで逢いましょう"
明け方、それぞれの帰路につく恋人たちの倦怠を描いたこの歌詞も、コロナ禍を経て、少し違った意味合いを帯びてきたように感じるのは僕だけだろうか?
今回の再発のスペシャルとしてB面に付加されたCOSMIC LOVERS DUBは唯一無二のダブマスター、ウッチーこと内田直之の手による、そんな濃厚接触不可な閉塞感に満ちたムードを吹き飛ばし、検温無用のスピリチュアルなレベルでのメイク・ラヴを感じさせるダブ・ヴァージョン!80年代初頭のデニス・ボヴェルやマッド・プロフェッサーあたりを彷彿させるキラキラしたUKラヴァーズ・テイスト溢れるDOPE & MELLOWな浮遊感を有したスペイシーなダブ・サウンド、絶品です!
薮下"YABBY"晃正(Relaxin' With Lovers / Dub Station)


チカーノ・ソウルやシティポップとも溶け合う魔法のような甘味料。ほのかに甘く、奥底には決して単純ではない複雑な味わいがある。たらりと一滴垂らしただけで、いつもの夜がきっと特別なものになることでしょう。
大石始(ライター)


2015年リリースの1st アルバム「mellowmoood」からの先行シングルが内田直之氏によるコズミックな、スウィートでヘヴィーなダブワイズと共に生まれ変わる。大人の子守唄でウットリ夢心地...Sweet Sweet Tune!!マスタリングは安定のe-mura(Bim One Production)が担当。
COJIE(Mighty Crown)


この歌を初めて耳にした時、ロマンチックな詩の世界観にうっとりしちゃいました。まるで映画のワンシーンみたい。気になる彼との甘いラブ・ロマンスを秀逸な表現で綴った大人のラブ・ソング。日本のラヴァーズ・ロック史に残る色褪せない名作ですね。
FRANKIE PARIS


7インチ再発おめでとうございます。大好きな曲です。僕にも確かにあった、そんな男女の関係の時。裏打ちのリズムと優しい歌声に乗せて思い出すロマンティック恥部。ゆめで逢えたら、それって素敵。
十河幸太郎(NOWHAW)


アスキーのベストチューンに挙げる人も多いだろうロマンティック名曲の7インチ祝再発!まろみ洗練&メロウグルーヴィーなGolden Lovers Rockサウンドはリマスタリングを施され、もうそれだけで最高なんですが、この7インチはやっぱりB面の「COSMIC LOVERS DUB」がKILLERです、事件です。ゴツゴツした骨太なドラム&ベース、大胆かつ繊細なエフェクトさばき、ミキシングの妙だけで後半?終盤に向けて大きくうねりを増していくようなドラマチックな展開の作り方…King Tubbyイズムを継承しつつ、まさにOne & Onlyに躍動する独創的ダブMIX!ダブとはRe-Mixであるということを改めて思わされました。「ダンスミュージックにどんどん近づけていくつもりでダブMIXをしている」という主旨のことを何かのインタビューで内田さんが語っていた記憶があるのですが、これぞまさに!Lovers "Dancing" Dubの最高峰と言ってよいのではないでしょうか?
NOOLIO(ARRROUND Wicked Sound Maker)