今チェックすべき、バイヤーが選ぶ、最前線ダブセレクション! #4

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2026.08.18

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時代を超えて進化を続ける「ダブ」の現在形を探るシリーズ第4弾。


ベーシックチャンネル(Basic Channel)やリズム&サウンド(Rhythm & Sound)が提示したミニマルで深遠な音響美学、ジャマイカ由来のダブワイズな空間処理。その精神は、ニュールーツ、ブリストル、ダブステップ、ベースミュージックへと受け継がれ、現在のエレクトロニック・ミュージックにも大きな影響を与え続けています。今回のセレクションでは、そんな「ダブ」と「テクノ」の境界にあるサウンドを軸に、現行のエレクトロニック・ミュージックから、ルーツ/ダブの系譜、さらに日本のアーティストによる独自の音響表現までを横断。


今回のセレクトは、HOLY TONGUEのミニマルでトライバルなリズム、CHRISTOPH EL TRUENTOによるダブ/ベースの解釈、DELASI & TAMTAMの『GUARDIAN OF THE GREEN』、そしてレジェンド、MAD PROFESSORによる『CUTS & DUBS VOLUME ONE』まで、異なるアプローチながら、空間と低音、反復が生み出す没入感には共通するものがあります。さらに新星TEAL、FLORECER、7FOといったアーティストからは、ダブの手法をそのまま引用するのではなく、アンビエント、エレクトロニック、実験音楽へと拡張していく現在形のサウンドもセレクト。MOONSHINEのダブテクノ・コンピレーション『DUB MEETS TECHNO』やRSD(Rob Smith)の「WORLDWIDE DUB」は、その名の通りダブと電子音楽が交差してきた歴史を感じさせる作品。そこからDIALOG、UFO COLLECTIVEへと耳を進めていけば、ダブの美学が国やジャンルを越えて、いかに多様な音響表現へと姿を変えているのかが見えてきます。


深く沈み込むベース、反復するリズム、残響するエコー。派手な展開ではなく、音の「間」や空間そのものを聴かせるダブの感覚は、時代やジャンルが変わっても決して古びることがありません。テクノ、ダブ、ニュールーツ、ベースミュージック、アンビエント、実験音楽。その境界線をゆっくりと溶かしていくような、現在進行形のダブ・ワイズな音響世界をぜひレコードで。