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◆アラン・ソレンティのアメリカ進出第3弾、そしてLA三部作の 第2章ともなる重要作品。。
一番の話題は前作でアレンジを務めていたジェイ・グレイドンがLPで言うA面全曲(トラック1~4)をプロデュースしている、という部分。前回は派手なギター・ソロを聴かせてくれなかった彼ですが、ここではその反動?とばかりに思う存分弾きまくり、特に(2)で聴ける長編のソロは数ある彼の名演の中でも5指に入る傑作として語り継がれています。
★本国では特に(1)が大ヒット。1979年のフェスティヴァル・パールで見事グランプリを獲得し、シングルとしても12週間No.1に輝いています。このヒットのお陰でアルバムも4ヶ月間首位をキープするヒットぶり。アランの作品の中でも最も成功した1枚になっています。LAサイドの参加メンバーは、マイケル・オマーティアン、マイク・ポーカロ、エド・グリーン、ボビー・キンボール、ビル・チャンプリンetc.。
◆さて、結果的に数多くの話題や数字を残したのはLA録音によるアルバムの前半ですが、NYサイドの方も見逃すことは出来ません。と言うのも、3曲ともディスコ・タッチのポップスになっていて、中でも(6)などは当時一世を風靡していたシックそのものといったサウンドが味わえます。まだ、チェンジも登場していない70年代終盤。イタリアのアラン・ソレンティは一足早くマンハッタンに乗り込み、当時の最先端の音を取り入れ、自らのアルバムに収録したのでした。バックに駆け付けたのは、ハイラム・ブロック、ウィル・リー、ポール・グリフィン、サミー・フィガロア、ラニ・グローヴスetc.。
1. TU SEI L'UNICA DONNA PER ME (A.Sorrenti)
2. PER SEMPRE TU (A.Sorrenti - J.Graydon - S.Kipner)
3. Dancing In My Heart (A.Sorrenti - S.Kipner)
4. PROVACI (A.Sorrenti - J.Graydon - S.Kipner)
5. Look Out (T.J.Bernfeld)
6. Take A Chance (M.Celay - T.J.Bernfeld)
7. Love Fever (P.Hill - T.J.Bernfeld - J.Gregory - S.Love)
Track 1~4 Produced and Arranged by Jay Graydon
Track 5~7 Produced by Lance Quinn & Brad Baker
参加ミュージシャン
Guitars
Jay Graydon, Hiram Bullock
Keyboards
Jay Winding, Paul Griffin
Bass
Mike Porcaro, Will Lee
Drums
Ed Greene, Richard Crooks
Percussion
Victor Feldman, Sammy Figueroa
Chorus
Bill Champlin, Steve Kipner, Bobby Kimball
Lani Groves
稲田堤店 鈴木
ALAN SORRENTI / アラン・ソレンティ