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ピーピング・トムでも異才/多才振りを見せつけた、総師マイク・パットンのメイン・バンドの1つとして、またオルタナ界のスーパー・グループであるトマホークの4年振りとなる3作目のアルバムが完成!!
メンバーは、
・ Guitar/Bass: デュアン・デニソン (U.S.S.A、ハンク・ウィリアムス3世、exジーザス・リザード ゙)
・ Drum: ジョン・ステイニアー (バトルズ、ex.ヘルメット)
今作にはケヴィン・ラトマニス (exメルヴィンズ) は不参加で、現在は上記3人編成にて活動。デュアン&ジョンのバック・パートとマイク・パットンのヴォーカル/エフェクト録音を別々に行ったにも関わらず、サウンド・プロダクションは実に緻密に構成されている。ねっとりかつ凛として絡み合う音の螺旋は圧巻の一言。音の構造の全方位を解釈したくなるスリリングさに聴き入ること必須である。前作 “MIT GAS” よりも、ファースト・アルバムに割と近い作風で、今まで以上にマイクとデュアンのカラーが強く出た仕上がりとなっている。ファントマスでの複雑な作りこみやサウンド・エフェクツ、ピーピング・トムやフェイス・ノー・モアのメロディ、ミスター・バングルのアメリカ音楽へのねじれた憧憬、ジーザス・リザードの殺伐としたソリッド感、ハンク・ウィリアムス3世らと追求する 「00年代のアメリカ音楽」 が複雑に絡み合った快作であり、ネイティヴ・アメリカンの文化や音楽をトマホーク流に咀嚼した作品と言える。
TOMAHAWK / トマホーク