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SEP.10. '95 STEVE LACY SOLO AT EGG FARM
DISC 1:1st Set
DISC 2:2nd Set
◎MONK COMPOSED
○LACY COMPOSED
「1995年9月10日。場所は知る人ぞ知る、そしてレイシーが最も親近感を抱いているホール・エッグ・ファーム(旧スペース・フー)。そこで彼は(ぼくの記憶に間違いなければ)ちょうど10年ぶりにソロ・コンサートを行った。(もちろん、その間に彼のレギュラー・セクステットの演奏やマル・ウォルドロンとのデュオを聴くことができたが)。そのとき演奏されたすべての曲を収録したのがほかならぬこのアルバムである。
(中略)
タイトル曲となった「Blues For Aida」は、1978年に32歳で夭折した「ジャズのディアギレフ」(レイシー)間章を追悼し、回想し、讃美したブルースである(なお、ディアギレフがロシア・バレエ団の主宰者であり、芸術批評家であったことは改めて説明するまでもないだろう)。間はラディカルな批評家であったが、同時にまた、例外的なプロデューサー、オルガナイザーでもあり、レイシーを初めて、しかも独力で日本に招いたことでも知られている。レイシーがこの曲を『万葉集』の悲歌に触発されてつくったということは、彼のなみなみならぬ博識と眼識のほどを示しているが、その歌のフィーリングと彼のブルースについての深い感覚は見事に溶け合っており、暗いリリシズムを湛え、せつせつと胸に迫ってくるテーマとそれにもとづく即興は実に感動的である。」清水俊彦(ライナーより抜粋)
STEVE LACY / スティーヴ・レイシー