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イラケレのリーダー、チューチョ・バルデスの新作は、あの名作『ジャズ・バタ』の続編!これは楽しみですね!
◆キューバ出身、グラミー受賞多数、伝説のバンド“イラケレ”を率いたリーダーであり、世界的なジャズ・ピアニストでもあるチューチョ・バルデスの新作が登場!
◆今作は1972 年リリースのチューチョの小グループでのリーダー作『Jazz Batá』のコンセプトを再確認、新たに練り直し作品にしたもの。バタドラムというキューバの両面太鼓をリズムの軸に使用する。また、チューチョ自身のピアノ・プレイにもバタのリズムを取り入れたと語る。2曲でヴァイオリンのレジーナ・カーターをフィーチャー。
◆バタドラムとパーカッションによるシンプルなリズムに、超絶かつパーカッシヴ、そしてポリリズミックでもあるチューチョのピアノが混ざり、ラテンの独特なうねりが生まれる。
◆チューチョのソロで始まる1 曲目、ルバートでありながらラテンが滲み出るプレイから、バンドとラテン独特のヴォーカルが入り、またモーダルなコンテンポラリー・サウンドになったり、ゆったりとリラックスしたラテンになったりと、展開の多い13 分弱におよぶ大作。アグレッシヴなフリー・インプロ要素のある2 曲目や、一定のリズムの上でスタンダードの引用を含めて自由に展開する5 曲目など、ラテンの枠に捉われないチューチョの音楽性と卓越したテクニックが感じられる。ゴスペル調の4 曲目、マンボ、サルサ調の6 曲目で加わるヴァイオリンの素直で情熱的なプレイも聴きもの。
◆今年(2018) はチューチョの父でありピアニストであったベボ・バルデス(1918 ~2013 年) の100 周年記念だそう。2 人は誕生日が同じで、10 月9 日ベボが(生きていれば)100 歳、チューチョが77 歳となった。
◆6曲目“100 Años de Bebo”は、チューチョが幼い頃、ベボが自宅で弾いていたのをよく聴いていたが、本人がレコーディングしたものはなく、100 年の節目である今作でイントロとトゥンバオのリズムを加えてレコーディングしたとのこと。
◆チューチョの長年のキャリアと偉大な父への想いが詰まった特別な作品!!
メンバー:Chucho Valdés(p), Yelsy Heredia(b), Dreiser Durruthy Bombalé(batás, vo), Yaroldy Abreu Robles(perc)
guest artist: Regina Carter(vln 4,6)
CHUCHO VALDES / チューチョ・バルデス