■時代を超え、多くのミュージシャンに影響を与えてきた英国エレクトロ・ポップ始祖の巨人、ゲイリー・ニューマン。40年近く亘るキャリアのなかで彼は常にエレクトロ・サウンドのパイオニアとして新たなアプローチを模索し、挑戦し続けている。その彼が2017年発表の全英2位アルバム『SAVAGE:SONGS FROM A BROKEN WORLD』以来約4年ぶりとなるニュー・スタジオ・アルバムをリリースする。
■現在アルバムからはタイトル・トラックとなる「Intruder」、そして「I Am Screaming」が公開されているが、近未来のディストピア世界からのゴシック・エレクトロ・とミュージックといった趣のサウンド、そしてミュージック・ビデオを見聞きすれば、彼が本作で表現しているメッセージと世界観が伝わってくるだろう。アルバムの制作にあたり、彼は『JAGGED』、『DEAD SON RISING』、『SPLINTER』、そして『SAVAGE』と2000年代以降のニューマン作品のプロデュースを多く手がけているエイド・フェントンと再び手を組んでいる。
■これまでに23曲の全英TOP40シングル、そして15作の全英TOP15アルバムをこの世に送り出し、2017年には栄誉あるIvor Novello賞で“Inspiration Award for Songwriting and Composition”を受賞したゲイリー・ニューマン。昨年発表された自伝「(R)evolution」のタイトル通り常に革新と進化を繰り返している彼が今、そして近未来に確実に起こる危機を見据え、新たな音楽的テーゼを提示する――。