まず、1967年のストックホルム公演は熱心なファンには知られたライヴ音源で、当時の30分のフルステージを完全版で聴くことができます。"Over Under Sideways Down"など、ベックのフレージングが看板だった曲にも果敢にペイジ流のギターの味付けをほどこし、クラプトン時代からのレパートリー"I'm A Man"には、後のツェッペリンに繋がるエンターテイメント的な演奏パートを加えるなど、自らのプロデューサー的感覚を遺憾なく発揮。クラプトン、ベックと続いた歴史あるヤードバーズを見事に新しいバンドへと立て直しています。