DEBUSSY: LA MER / RAVEL: BOLERO (SACD) / ドビュッシー: 海 / ラヴェル: ボレロ、他 (SACD)

CHARLES DUTOIT シャルル・デュトワ

限定生産 / SACDハイブリッド盤

  • CD
  • 売切
  • (注文不可)

3,972円(税込)

※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!

ご注文できません
  • 限定品
レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
規格番号
ESSD90207
通販番号
CL-1008032445
発売日
2019年12月15日
EAN
4907034222810
  • LINE

  • メール

商品詳細情報

ESOTERIC特約店のみの限定販売
限定生産・SACDハイブリッド盤

※限定生産品につき、入荷数には限りがあります。また、おひとりあたりのご予約可能枚数を制限させていただいております。
※WEBからの発送は入荷日以降となります。
※制作元完売の際は何卒ご容赦ください。


CDの到来とともに世界を席巻したデュトワ&モントリオール響の快進撃。
その原点となった ラヴェルとドビュッシーはフランス音楽の理想の姿を捉えた名録音。
 
 
■ESOTERIC ならではのこだわりの Super Audio CD ハイブリッド・ソフト
オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CD ハイブリッド化による圧倒 的な音質向上で継続して高い評価をいただいているエソテリックによる名盤復刻シリーズ。発売以来 LP 時代を通じて決定的名盤と評価され、CD 時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたこと のない名盤をオリジナル・マスターからDSDマスタリングし、世界初のSuper Audio CDハイブリッド化を 実現してきました。CD の到来とともに世界を席巻したシャルル・デュトワ+モントリオールの名録音の 復刻第 2 弾は、ドビュッシーとラヴェルとのオーケストラ名曲を 1 枚にコンパイルしました。 
 
■デジタル録音と共に歩んだデュトワ+モントリオールの名盤
たとえばエルネスト・アンセルメとスイス・ロマンド管弦楽団の録音の成功が、ステレオ録音というテクノ ロジーの発達と切り離せないのと同じく、シャルル・デュトワとモントリオール交響楽団の一連のデッカ 録音ほど、デジタル録音という画期的な技術の完成と発展と密接に結びついて爆発的に評価を高め た演奏芸術はほかになかったといえる でしょう。「北米のパリ」と称されるカナダ 第 2 の都市モントリオールを拠点に 1935年に遡る歴史を持ち、1960年代に はズービン・メータを音楽監督に迎えて飛躍したものの、その後は国際的な舞 台からは長らく遠ざかっていたモントリ オール交響楽団が、1936年スイス・ローザンヌ生まれのシャルル・デュトワを音 楽監督に迎えたのが 1977年のこと。抜 群の耳を持つ職人気質のデュトワは、 士気の衰えたオーケストラに根気よく地 味な訓練を徹底し、ごく短期間で高い 音楽性を備えた機能的なアンサンブル へと育て上げました。このコンビが 1980 年から2004年まで約四半世紀にわたっ て続いたデッカへのフランス音楽を中心とする一連の録音は、折しも世界的 に普及し始めたデジタル録音によるコ ンパクト・ディスクでリリースされ、彼らの 名を世界的なものにしたのでした。

■デュトワ+モントリオールの凄さを世界に印象付けた「ダフニスとクロエ」
1980年 7月のデュトワとモントリオール響とのデッカへの最初のセッションではチョン・キョンファとの チャイコフスキーとメンデルスゾーン、ギタリストのカルロス・ボネルとのロドリーゴという協奏曲が収録されましたが、翌8月にはいよいよこのコンビによる本格的なプロジェクトが開始され、その第1弾に選ば れたのがラヴェルの「ダフニスとクロエ」でした。長らくこのコンビのプロデュースを手掛けたデッカのレ イ・ミンシャルによると、デュトワこそは「実力があり、カリスマ性を備え、すべてのコンセプトを本当の成 功へと導く能力を持つ音楽家」であり、デッカは、このコンビに、LP時代にレーベルのフランス音楽の 重要なカタログとなったアンセルメとスイス・ロマンド管のレパートリーを、デジタル時代に継承・再現させることにしたのです。
まずは正確なリズム、音程、ハーモニー、美しく統御された音色の多彩さ、音楽 的なオーケストラ・バランスを基礎に、弦楽器の刻み一つまで疎かにされない、職人的な緻密なエクセ キューションを積み重ね、作品のあるがままの姿を再現する姿勢が基本にありつつ、デュトワの色彩感 に対する優れたセンスは、決して無味乾燥にならないエンターテインメント性を兼ね備えていました。 マスとしてのオーケストラ・サウンドの見事さのみならず、随所に聴かれるフルートのティモシー・ハッチ ンスらに代表される木管・金官奏者の冴えたソロが聴き手の耳をそばだたせ、たとえテクスチュアが複 雑になってもそれぞれのパートがごくごく明晰に演奏され、決して音が濁らないというある意味オーケ ストラ演奏の一つの理想に辿り着いていたのです。当ディスク収録の「ダフニスとクロエ」第 2 組曲はこ の全曲盤から取られたもので合唱団が起用されています。ラヴェルが書いた一つ一つの音符がそうあ るべき理想の重さと長さで演奏され、その積み重なりが、圧倒的な説得力を生み出しています。 

 ■快進撃が続く「ボレロ」、そしてドビュッシーへ
「ダフニス」は日本のレコード・アカデミー賞を受賞したのをはじめ、世界各地で絶賛され、このコンビ の凄さを力強くアピールしました。その成功を受け、翌年には「ボレロ」を含む 2 枚目のラヴェル・アル バムが録音され、「フランス音楽の伝統の正当な再現者」としてのデュトワとモントリオール響の名声が 確立します。それ以降、すでにこのシリーズでハイブリッド化したサン=サーンスの「オルガン」交響曲の ほか、「ローマ三部作」、「シェエラザード」、「春の祭典」など、オーケストラの名義性と色彩感を最大限 に発揮できるレパートリーを次々に録音していくことになります。ドビュッシーのアルバムが録音された のはさらにしばらく経ってからのことで、1988 年に「映像」と「夜想曲」が、翌 1989 年には「海」「牧神の 午後への前奏曲」などが録音され、後者は日本で 1990 年度レコード・アカデミー賞を受賞したのでした。 

 ■最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現

デュトワとモントリオール交響楽団のデッカ 録音は全て、モントリオールから20マイル(約 50 キロ)西部にある聖ユスターシュ教会で行 われました。18 世紀後半に典型的なフランス =カナダ様式で建立されたこの教会は、オー ケストラ録音用としてはやや狭かったものの、 天井が高く響きの抜けがよく、このコンビの録 音場所としては理想的でした。アナログ時代 に世界最高峰の音響とされたロンドンのキン グスウェイ・ホールと比肩することのできる録 音会場と評価されたこともあるほどで、教会と いう言葉から想像されがちな残響過多なことは全くなく、細部が明晰に保たれつつ、適度な美しい響き がついており、デッカの名エンジニア、ジョン・ダンカリーの技の冴えを聴きとることが出来ます。ラヴェ ル、ドビュッシーともに発売当初から優秀なデジタル録音として高く評価されたため、これまでリマス ターされたのは「ダフニス」全曲とパヴァーヌなどが「デッカ・オリジナルス」で 24 ビット・リマスターされた のみで、今回はそれ以来の、そして初めての DSD リマスタリングとなります。今回の Super Audio CD ハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターテープ の選定から、最終的な DSD マ スタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特 に DSD マスタリングにあたっ ては、DA コンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整された ESOTERIC の最 高級機材を投入、また MEXCEL ケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持 つ情報を余すところなくディスク化することができました。   (エソテリック株式会社)

【収録内容】
ドビュッシー:
《海》 - 3つの交響的スケッチ
1 I. 海の夜明けから正午まで
2 II. 波の戯れ
3 III. 風と海の対話

4 牧神の午後への前奏曲 

ラヴェル:
バレエ音楽《ダフニスとクロエ》第2組曲
5 第1曲:夜明け
6 第2曲:パントマイム
7 第3曲:全員の踊り 

8 亡き王女のためのパヴァーヌ 

9 ボレロ 

【演奏者】
モントリオール交響楽団
モントリオール交響合唱団(ダフニスとクロエ)
指揮: シャルル・デュトワ

【録音】
1989 年 5 月(ドビュッシー)、1980 年 8 月(ラヴェル:ダフニス)、1981 年 7 月(ラヴェル:ボレロ)、1983 年 5 月(ラヴェ ル:パヴァーヌ)、モントリオール、聖ユスターシュ教会

[初出]
ドビュッシー 430 240-2(1990 年)    ラヴェル「ダフニス」 400 055-2(1982 年) ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」 410 254-2(1984 年 10 月) ラヴェル「ボレロ」 410 010-2(1983 年)[日本盤初出] 1-12  28PC98(1983 年 11 月 21 日) 13-17  32CD321 (1986 年 1 月 25 日) 
[日本盤初出]
ドビュッシー POCL1044 (1990 年 10 月 25 日) ラヴェル「ダフニス」(全曲版として) 400 055-2(輸入盤)[CD] (1982 年 10 月 20 日) ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」 L28C1796[LP]、410 254-2(輸入盤)[CD] (1984 年 10 月 25 日) ラヴェル「ボレロ」 L28C1416[LP] (1983 年 3 月 25 日) 

 [オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー]レイ・ミンシャル
[バランス・エンジニア]ジョン・ダンカリー(ラヴェル、ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲)、ジェイムズ・ロック(ドビュッ シー:海) 

 [Super Audio CD プロデューサー] 大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 杉本一家(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CD オーサリング] 藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説] 諸石幸生 浅里公三
[企画・販売] エソテリック株式会社
 [企画・協力] 東京電化株式会社