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メンゲルベルクの最後のセッション録音は意外に古典的な端正さをもった 「これがメンゲルベルク?」と思わせるもの。 ヒストリカル・ファン必聴! …… さて、演奏そのものについてだが、シューベルトでは意外なほどに古典的な端正さをもったもの、という印象を受けた。とりわけ《ザ・グレート》でその感は強 い。ロマン派演奏の「最後の恐竜」的存在で、恣意的な緩急強弱をつけると思われがちなメンゲルベルクだが、ここではキビキビと、遅滞なく音楽を進めてい る。同じ1942年録音のフルトヴェングラー指揮BPOの同曲の激しくうねり、爆発する演奏はもちろん、半年後に同じオーケストラとセッション録音したケ ンペンと較べても、ずいぶん違っている。特にケンペンの演奏との差は、条件が似ているだけに興味深い。ケンペンの方がよほどロマン的で、フレーズを大きく 深く息づかせ、緩急の幅を広くとって音楽のドラマを強調している。オランダ人でありながら早くから活動の舞台をドイツに移し、そこでヴァイオリニストから 指揮者へと転じてキャリアを築いてきたケンペンの演奏には、フルトヴェングラーと共通するドロドロとしたロマン性がのたうっている。それに較べればメンゲ ルベルクの演奏はもっとイン・テンポで、リズミックなのだ。その分、コンセルトヘボウならではの弦の絹のような音色の美しさなどは、より明確に響き、聴き とれる。メンゲルベルクの持つ古典性という要素に着目させてくれる演奏だった。 (山崎浩太郎氏) ※《アルチェステ》は1935年にメンゲルベルクがデッカに録音した2曲のひとつであり、SP盤が出回るのは珍しいものです。 (資料提供:キングインターナショナル) 【収録曲】 グルック:「アルチェステ」序曲(Decca SP)(1935年) シューベルト:「ロザムンデ」序曲 (Telefunken SP)(1938年) シューベルト:交響曲第8(9)番ハ長調D944「ザ・グレート」(Telefunken SP)(1942年) 【演奏者】 ウィレム・メンゲルベルク(指揮)、アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団 |
WILLEM MENGELBERG / ウィレム・メンゲルベルク
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SCHUBERT: SYMPHONY NO.9(8)"GREAT" / "ROSAMUNDE"OVERTURE / GLUCK: "ALCESTE"OVERTURE / シューベルト:交響曲第9番「グレイト」、「ロザムンデ」序曲 / グルック:「アルチェステ」序曲
780円(税込)
SCHUBERT: SYMPHONY NO.9(8)"GREAT" / "ROSAMUNDE"OVERTURE / GLUCK: "ALCESTE"OVERTURE / シューベルト:交響曲第9番「グレイト」、「ロザムンデ」序曲 / グルック:「アルチェステ」序曲
1,000円(税込)