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JR中央線の西八王子駅からほど近いロックカフェ&バー「アルカディア」。そのマスター・高木純による、開店40周年を記念した本著。アルカディアの歩みのみならず、対談や詩論があり、高田渡やたまなど多数のミュージシャンも登場し、ロックアルバム100選までついた、多様性に富む珠玉のアンソロジーとなりました。 ロックアルバム100選には、ボブ・ディラン、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(CCR)、ローリングストーンズ、ライ・クーダー、ボニー・レイト、ヴァン・モリソンなど、往年のロック好きにはたまらない、涙モノのロック名盤が登場! DON'T MISS IT!!
ロックBAR「アルカディア」は、音元出版刊行の『季刊・ANALOG』誌で掲載の「レコードを楽しめる店」でも紹介された店舗だ。
本著では「アルカディア」店主の高木 純さんが、1978年の開店から現在に至るまでの軌跡をたどりながら、ジャズ喫茶から派生する形で誕生したロック喫茶の歴史や、ここから生み出されてきた様々なカルチャーに言及。音楽はもちろん、演劇や文芸、美術、映画等々様々な分野のアーティストたちの文化基地として存在してきた背景に関してもじっくりと語っている。
また、1968年に高円寺で「ムーヴィン」を開店させた“ロック喫茶の祖”といえる和田博巳さんとの特別対談も掲載。ロックバンド「はちみつぱい」のベーシストであり、オーディオ評論家として活躍中の和田博巳さんの、“ロック喫茶の店主”としてのもう1つの顔を垣間見ることができる。
さらに、「アルカディア」に最もゆかりのあるミュージシャンであるシバとの対談をはじめ、同店ゆかりのミュージシャン(たま、友部正人、高田 渡......)や詩人たちとのエピソードも満載。
さらに店舗に並ぶレコードコレクションのなかから、店主が選んだレコード100選を、本人の解説とともに掲載。1970年代のSSWを中心としたマニアックなタイトルが並び、往年のロックファンにとっても貴重な1冊となっている。
高木純