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映画『ONCE ダブリンの街角で』で世界の注目を集めたアイルランドのシンガー・ソングライター、グレン・ハンサード。自身のバンド、THE FRAMESの中で培ってきた音的創造性と、ソロ・アーティスト活動の中で行ってきたソングライターとしての鍛錬を組み合わせて完成させた最新作『THIS WILD WILLING』発売。様々な音楽性を持つミュージシャンたちとともに作り上げた自由でエモーショナル、そしてダイナミックな音的タペストリーが美しい物語を織りあげる。
映画『ONCE ダブリンの街角で』で世界の注目を集めたアイルランドのシンガー・ソングライター、グレン・ハンサード。映画の中に登場する、ボブ・ディランやヴァン・モリソン、レナード・コーエンらに影響を受け、吟遊詩人の伝統を受け継ぐダブリンのストリート・ミュージシャンは、彼の音楽的一面がそのまま表れたものだった。しかしグレンの中に流れるミュージシャンシップはこれだけではない――1990年代から彼は、ダブリンのロック/フォーク・バンド、THE FRAMESのリード・シンガー&ギタリストとして活躍し続けているのだ。
そのグレン・ハンサードがニュー・アルバム、彼にとって4作目となるスタジオ・アルバム『THIS WILD WILLING』をリリースする。この新作で彼は、バンドのシンガー&ヴォーカリストという、自分の中に流れるもう一つの音楽的一面に焦点を当てている。本作で彼は、THE FRAMESの中で培ってきた音的創造性と、ソロ・アーティスト活動の中で行ってきたソングライターとしての鍛錬を組み合わせ、一つの作品を作り上げたのだった。
アルバムからのリード・トラックとなる「I'll Be You, Be Me」は、抑えたヴォーカルに、じわじわと音的カタルシスへと盛り上げていくインストゥルメンタルが、危ういバランスを見せる1曲。ちなみにこの曲についてグレンは「初めて聴くとき、ヘッドフォンで大音量で聴いて欲しい」とアドバイスしているという。
2017年の夏。Centre Culturel Irlandaisでの公演の為にパリに滞在することになったグレンは、その地で新しいアルバムの制作に取り掛かろうと考えていた。最初に彼が考えたのは、長年の友人やコラボレーターたちとのアコースティック・アルバムだった。しかし、パリでイラン出身、パリ在住のミュージシャン、Khoshravesh Brothersをディナーの席で紹介され、その流れで音楽セッションへ突入した彼は、その晩兄弟をレコーディングを行っているBlack Boxへと招いたのだった。
それを切っ掛けに参加ミュージシャンの数は急速に増えていき、気づけばJoe Doyle (ベース)、Romy(ピアノ、ストリング・アレンジメント、ヴォーカル)といったグレン馴染みのミュージシャンやKhoshravesh Brothersの他に、ダブリンのエレクトロ・ミュージシャン、Dunk Murphy(Sunken Foal)とDeasyや、Graham HopkinsとEarl Harvin (ドラムス、パーカッション)、Michael Buckley(サックス、ホーン&フルート)、Breanndan O Beaglaoich (アコーディオン)、Rosie McKenzie (ヴァイオリン)、Anna Roberts-Gevalt(フィドル)、Brian Mac Gloinn(Ye Vagabonds/フィドル)、Marketa Irglova(ヴォーカル)、Rob Moose(ストリングス・アレンジメント)、Aida Shahghasemi(イランのシンガー&ダフ演奏者)、Eamon O'Leary(バンジョー、ブズーキ、マンドリン)など実に幅広い音楽的バックグラウンドを持った面々がスタジオに集ったのだった。アルバムのプロデューサーには、David Odlumが迎えられている。
「グレイトなミュージシャンに囲まれて、一生懸命彼らについていこうとベストを尽くしながら、くつろいだ気持ちで、ちょっとだけ方向性を指示しつつも、参加してくれた全員に好きなようにやってもらったとき、変化力のある何かが生まれることがある」大勢のミュージシャンが参加したレコーディングについてグレンはそう語る。「ここに収録されている曲は主に、メロディー・ラインや流れを追いかけ、即興している内に生まれたものだ。小さな音楽的エレメントを気にしながら、それを追いかけ、ゆっくり組み立てていくと、奇跡的なものが完成する時があるんだ」
GLEN HANSARD