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★ノルウェーのサクソフォーン奏者、ロルフ=エーリク・ニューストレムは、頭抜けた技術と感覚で知られ、現代ノルウェーとスカンディナヴィアの音楽シーンを舞台にジャンルを問わない活動を行っています。彼は作曲も手がけ、現代ノルウェーの音楽を集めた『Concepts of Sorrow & Dangers(悲しみと危険の概念)』(Aurora ACD5045)でも《新宿タイムアウト》《セプテンバー・ディーブレイク》などの自作をクセナキスやラーシュ・ペッテル・ハーゲンたちの曲とともに演奏しています。『POING のために』(ACD5086)のアンサンブル「POING」のメンバー。彼が舵を取る新しいアルバム『バロック時代のオリエントの風』は、バロック音楽をオリエント、アフリカ、南アメリカ、北欧地域との関連から探求するという興味から生まれました。ビーバー、メルーラ、モンテヴェルディの曲を異文化交流の共通分母として演奏、ブラジルのフィドル奏者ネルソン・ダ・ハベカとノルウェーのラグナル・ヴィーグダールの音楽を織り交ぜながら展開させていきます。ハリングフェレ奏者のニルス・オークラン、西アフリカのコートジボワール生まれのコウアメ・セレバ、アーリーミュージックと現代曲が主なレパートリーのエリサベト・ホルメルツ、セビーリャ出身のヘスス・フェルナンデス・バエナがプロジェクトに参加。探求の旅を楽しみました。ニューストレムとセレバが共作した《Le Vent(風)》とフランソワ・クープランの《趣味の融合》の〈サラバンド〉。イランのロレスターンの伝承曲《Dochtare Boyer Ahmadi》。ニューストロムが日本の尺八からインスピレーションを得て作った「旅することを夢見ながら、叶わない人たちへのオマージュ」《地中海の月》。「ゴルラウス」調弦で演奏する「スロット(民謡)」をモロッコのベルベル人のグナワ音楽と融合させた《Gnawr'n - based on a 'gorrlaus sl?tt'》。13のトラックで構成されたアルバムです。
(資料提供:キングインターナショナル)
【収録内容】
《バロック時代のオリエントの風》
【演奏者】
ロルフ=エーリク・ニューストレム(アルトサックス、ソプラニーノサックス)
ニルス・オークラン(ハリングフェレ、ヴィオラ・ダモーレ、ヴァイオリン)
エリサベト・ホルメルツ(ソプラノ)
コウアメ・セレバ(ヴォーカル、ドド、カリンバ、パーカッション)
ヘスス・フェルナンデス・バエナ(テオルボ)
【録音】
2018年3月13日、14日、17日 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作:エーリク・ガルド・アムンセン
録音:アウドゥン・ストリーぺ
ROLF-ERIK NYSTROM / ロルフ=エーリク・ニューストレム
ノルウェーのサクソフォン奏者