インターネットポルノ中毒

ゲーリー・ウィルソン

やめられない脳と中毒の科学

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レーベル
DU BOOKS
国(Country)
JPN
フォーマット
四六判
規格番号
DUBK274
通販番号
DUBK274
発売日
2021年03月31日
EAN
9784866471419
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商品詳細情報

無気力、集中力不足、不安感、うつ…
原因は“ポルノの見すぎ”かも?



・「毎日新聞」にてネットポルノ依存が話題!

・「Togetter」にて読者のみなさまの感想をまとめました!
・「橘玲の日々刻々」にて紹介されました!
・「週刊ポスト」(9/17・24合併号)にて紹介されました!
・「新文化」(2021.8.26)に紹介記事が掲載されました!
・「フリースタイル 48」にて紹介されました! 紹介者は鏡明さんです。
・「
日本経済新聞」(2021.4.8)〈目利きが選ぶ3冊〉にて書評が掲載されました! 評者は速水健朗さんです。

インターネットポルノ視聴が脳と体に及ぼす影響を解き明かす。
ステイホームでインターネット時間が増える今こそ読みたい、脳と中毒の関係。

「ポルノ断ちがぼくの必要としていた抗うつ剤だった。9ヶ月前のぼくは、25歳の大学中退者で、仕事も大嫌いでうつだった。ポルノをやめて数ヶ月後、スーパーパワーが手に入った。(略)まだ下り坂はあるけれど、何をする気力もないとか、自殺したいとかいうのはまったくない。秘訣? 過去1ヶ月でインターネットは、1時間も使ったかどうか。全部自腹になるけれど9月からはまた大学にも行くことにした」
(本文より)

〈目次〉
はじめに――ポルノ中毒克服の鍵は「脳の中」にある


第1章 ポルノのドカ見が不安、集中力不足、うつを引き起こす
・だれも口にしたがらない問題
・別のポルノ実験
・研究におけるポルノ利用排除
・ポルノ利用を除去する研究の結果は?
・研究のむずかしさとその結果
・ありがちな症状
・人生を阻害、抑えられなくなる
・セックス中に射精できない
・性的遭遇での勃起不安定
・馴染みのない早漏
・怖じ気づくようなポルノフェティッシュ趣味
・本物のパートナーに魅力を感じなくなる
・恋愛への影響
・社会不安、自尊心
・集中できない
・うつなどの病状


第2章 暴走する欲求
・新しいもの、新しいもの、もっと新しいもの
・超常刺激
・性的興奮と中毒性ドラッグは神経機構が同じ
・普通の満足をオーバーライド
・性的条件づけと中毒はどちらも増感から始まる
・脳の反撃――諸刃の剣
・性的条件づけと思春期
・変態モノへの移行
・さらにポルノ起因の性障害について
・ポルノ中毒
・でもポルノ中毒なんて存在が認知されていないのでは?
・どこで一線を越えるのか
・原因と結果を切り分ける
・誤診されているポルノ利用者はいるだろうか?


第3章 ポルノを絶って人生をとり戻す
・推奨される提言
・ストレスを抑え、自制心と自分のケアを改善
・態度、教育、心の支え
・再起動での困難
・ありがちな落とし穴
・よくある質問


さいごに
・誤情報の科学を理解しよう
・守旧派の逆襲
・教育――でも何をだれが教える?


さらに学びたい人のために

訳者略歴
山形浩生(Hiroo Yamagata)
東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。開発援助関連調査のかたわら、小説、経済、建築、ネット文化など広範な分野での翻訳および雑文書きに手を染める。著書に『新教養としてのパソコン入門』、『新教養主義宣言』(河出文庫)など。主な訳書に、ジェイコブズ『アメリカ大都市の死と生』クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』、ピケティ『21世紀の資本』ウィリアム・バロウズ『ソフトマシーン』ディック『ヴァリス』『死の迷路』ほか多数。
本書サポートページ:https://cruel.org/books/ybop/

装画: はるやまひろし
デザイン: 小沼宏之(Gibbon)