今でも多くのヒップホップ・ファンが畏敬の念を抱くアルバム、ORIGINAL FLAVORの「Beyond Flavor」!!Executive ProducerにDAMON DASHの名前もある本作は、JAZZY HIP HOPの人気グループだったORIGINAL FLAVORの名をシーンに一気に広めただけでなく、中心人物であるプロデューサー:SKIの存在も知らしめたブツ。まずNo.1キラー・トラックは、 HUBERT LAWS“Cymbaline”を使った(M11)“All That”で決まり。JAZZY HIPHOPクラシックとして語り継がれている大名曲。そしてもう一曲のキラー・トラック(M2)“Can I Get Open”は、JAZZYなトラックをバックにマイクをリレーしていく様は今聴いてもトリハダものでしょう。しかもここの3番目のヴァースで登場するラッ パーは、若きJAY-Z。さらに、続く(M3)“Beyond Flavor”もベースラインが印象的なトラックに、当時のブームだった集団での掛け合いスタイルで次々とマイクを回しておりヤバスギです。 (M8)“Hit”もJAZZY HIPHOPの基本であるホーン・サンプルを使ったトラックが最高クール、フックの女性コーラスの絡みやメロウなトラックは聴き覚えのある人も多いのでは ないでしょか。そしてさらに(M13)“Here We Go”はジープなベースラインが最高な、これまた(M3)と並ぶ集団MC'sマスターピース。そしてそしてトドメは(M14)“Keep On(Searching)”で、これはタイトルどおりROY AYERSの名曲“Searching”ネタ。誰もが認める永遠のクラシックに疑いはナシの逸品です!
ORIGINAL FLAVOR