サイケ・ブーム一色の中に登場した異色ロック・バンドIRON BUTTERFLYの69年サード・アルバム。前作『IN-A-GADDA-DA-VIDA』の狂気と破滅に満ちた独特のヘヴィ・ロック・サウンドはそのままに、より分かりやすい小曲でまとめ、バンド最大のヒット作となったアルバムです。ヒットシングルとなる"IN THE TIME OF OUR LIVES"は、オープニングに相応しく雨粒のようなスプリング・リヴァーヴが鳴り響き、ヘヴィーかつダークネスなオルガンが冴えわたるヒット・シングル。まさに米国のサイケ感をサウンド、メロディ共に兼ね備えつつ、メロディ・ラインでポップ・サイドにも歩み寄った傑作です。ボーナストラックにはアルバム未収録の69年リリース7"シングルのAB面収録曲"I CAN'T HELP BUT DECIEVE YOU LITTLE GIRL"、"TO BE ALONE"の2曲を追加してのリイシューです。
