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グレイトフル・デッドを率いたジェリー・ガルシアの数あるサイド・プロジェクトのうち、70年代を通じて長く続いたコラボレーションが、オルガン奏者マール・サンダースを含むプロジェクト・バンド。その中では73年のLP 2枚組『ライヴ・アット・キーストーン』がよく知られているが、こちらはそれに先立つ72年2月6日、サンフランシスコのパシフィック・ハイ・スタジオで行われたFM用ライヴ・セッションで、ロック・ステーションとして有名だったKSANが放送したコラボ初期の貴重音源2枚組。ガルシア、サンダースの他、ベースにジョン・カーン、ドラムスには珍しくグレイトフル・デッドからビル・クルーツマンが参加した特別編成。ディラン作品「悲しみは果てしなく」「傑作を書く時」に、ジョン・レノン「イマジン」のインスト版、エルヴィス・プレスリーの「ザッツ・オール・ライト・ママ」、レイ・チャールズのブルース・ナンバー「ロンリー・アヴェニュー」、マーヴィン・ゲイの「ハウ・スウィート・イット・イズ」、スティーヴィー・ワンダーの「愛するあの娘に」など、ガルシア好みのレパートリーをたっぷり収めたスペシャル・ジャム。全11曲収録。
JERRY GARCIA & MERL SAUNDERS BAND / ジェリー・ガルシア&マール・サンダース・バンド