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2018年オーケストラ・アルバムがCDリリース!
2015年8月に惜しくもこの世を去ってしまった、CILLA BLACK。今年デビュー55周年を迎える彼女が遺したヴォーカルにROYAL LIVERPOOL PHILHARMONIC ORCHESTRAによるオーケストラ・アレンジを組み合わせたヴァーチャル・コラボレーション・アルバムが登場。CLIFF RICHARDとのデュエットや未発表ヴォーカル録音を使用したナンバーなど、英国が愛したポップス・シンガーの音楽が今ゴージャスに蘇ります。
リヴァプール出身のCILLA BLACKは、同郷の友人BEATLESに才能を見出されPARLOPHONEと契約。デビュー・シングルはLENNON=MCCARTNEYによる"LOVE OF THE LOVED"。続く2NDのDIONNE WARWICKのカヴァー"ANYONE WHO HAD A HEART"は全英で3週連続1位となるヒットを記録、DUSTY SPRINGFIELDやHELEN SHAPIRO、SANDIE SHAW、PETULA CLARKなど60年代を代表する女性ポップ・シンガーの仲間入りを果たします。その後も、"YOU'RE MY WORLD"、"IT'S FOR YOU"、"YOU'VE LOST THAT LOVIN' FEELIN"、"ALFIE"、"STEP INSIDE LOVE"など60年代に多くの全英TOP10ヒットを世に送り出し、一躍時代の顔となりました。70年代に入ってからはTVの世界に活躍を場を広げ、いわゆる冠番組である「CILLA」の司会を約10年に亘り務め、他にもTVドラマの女優やオーディション番組の審査員などとして英国のお茶の間で人気を博します。またこの時代、自身の番組のテーマや挿入歌なども歌っています。2013年には芸能生活50周年を記念した特番が英国で放映になったほど。
そんな国民的大スターCILLA BLACKのポップス・ナンバーの数々が、オーケストラとともに新たなアレンジで蘇ります。彼女が遺したヴォーカル・トラックにROYAL LIVERPOOL PHILHARMONIC ORCHESTRAによるオーケストラ・アレンジを組み合わせたヴァーチャル・コラボレーション・アルバム。
プロデュースを手がけるのは、KATHERINE JENKINSなどとの仕事で知られるJAMES MORGANとJULIETTE POCHIN。収録されている全14曲の中には、同じ時代を生きた英国ミュージック・レジェンドCLIFF RICHARDとの"YOU'RE MY WORLD"を始め、女優REBECCA FERGUSONとの"ANYONE WHO HAD A HEART"、そして英女優SHERIDAN SMITHとの"ALFIE"と、3曲のデュエットが含まれています。もちろんLENNON=MCCARTNEYから提供されヒットとなった"IT'S FOR YOU"、"LOVE OF THE LOVED"、"STEP INSIDE LOVE"などをはじめとする彼女のヒット曲もたっぷりと収録しています。
特筆すべきは、CILLAの未発表のヴォーカル録音を使用したVAN MORRISONのカヴァー"HAVE I TOLD YOU LATELY"。彼女がこのヴォーカルを録音したのは2002年のことだったが、このたび15年以上の時を経て、初めてこの歌声がリスナーのもとに届けられることになりました。
CILLA BLACK / シラ・ブラック