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新・名盤探険隊
その芳醇なブルース・ハープは永遠の輝きを放つ。1970年3月、伝説のロサンゼルス、トルバドールでの熱狂のライヴ。若きデヴィッド・サンボーンの壮絶なプレイはかなりの聞きもの。
(1970年作品)
プロデュース:トッド・ラングレン
~プロデューサー:トッド・ラングレンはかく語りき~
バターフィールドのファースト・アルバムを聴いた日のことはよく覚えている。以前からブルースが好きだった僕は、ブルース・ファンを公言するイギリスのバンドにかなり影響を受けていたものの、白人(+黒人2人)が正真正銘のブルースを演奏するのを聞いたのは、このアルバムが最初だった。何て言うか、こいつらポップスなんて聴いたことないんじゃないの?って感じだった。高校を卒業すると、僕はすぐさまポール・バターフィールド・ブルース・バンドと同じメンバー構成(黒人が一人少なかったが)のバンドに入った。バターがバンドを引き連れてニューヨークのカフェ・オー・ゴーゴーにやってきた時なんか、毎回仲間と最前列に陣取って、かぶりつきで見たものだった。エルヴィン・ビショップには 一度‘ギター・レッスン’までしてもらったことがあったが、どちらかと言えばマイケル・ブルームフィールドにやってほしかったな(エルヴィンに対して悪気はないよ・笑)。
まさか自分が将来レコード・プロデューサーになって、雲の上の存在だったバンドのリーダーと一緒に仕事をするとは、当時は思いもしなかった。いざそうなった時、メンバーはほとんど黒人で、ファースト・アルバムの頃とはサウンドもだいぶ変わっていたが、相変わらず彼らはすごいバンドだった。そしていつのまにか、僕は再び観客の中のファンの一人に逆戻りしていた。今度は録音機材を積んだトラックの中で椅子に座りながら、まるで自分もステージ上にいるみたいに、一音一音堪能できたけどね。
この頃がポールにとって、おそらくもっともバンドのメンバーに刺激されながら、つねに自分の才能を最大限に発揮できた時代なのかもしれない。
彼らと一緒にレコードを作ったのは、結局これ一枚だった。スタジオでワン・セッションおこない、バンドの演奏とジャニス・ジョプリンのヴォーカルを合わせようとしたが(「ワン・ナイト・スタンド」)、うまく行かなかった。その後のジャニスの活躍はご承知のとおりだ。バターはその後もどんどん進化し続け、かつて僕ら白人少年たちへの掛け橋となったアーバン・ブルース・サウンドからは、ずいぶん遠くに行ってしまった。
2013年デジタル・リマスタリング
PAUL BUTTERFIELD BLUES BAND / ポール・バターフィールド・ブルース・バンド
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