1,980円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
カントリー・フォーク/シンガー・ソングライター・ファン必聴の72年2NDがCDリイシュー!
FRED NEIL的なディープで印象深いヴォーカルにJOE SOUTH的なアメリカーナ・サウンド、都会的なラテン・フュージョンがブレンドされ独自の世界が繰り広げられた69年の自主制作激レア盤『U.F.O.』でサイケデリック・フォーク・ロック/スワンプな一部好事家に愛される不世出のシンガー・ソングライター、背は高かったもののけして「ビッグ」ではない、アメリカの方のJIM SULLIVAN。
サンディエゴのリンダ・ヴィスタ地区出身の彼は、CAPITOL RECORDSで働き始めた妻と共にLAへ移住、そこでLEE MAJORSやLEE MARVINといったハリウッド・セレブと知り合い、映画「イージーライダー」にエキストラとして出演。そんなゴージャスな友人たちが資金を寄付し製作されたのが、キーボーディストDON RANDIやドラマーEARL PALMER、ベーシストJIMMY BONDといったWRECKING CREWの面々をバックに豪勢に録音されながらもなぜかプライヴェート・プレスでリリースという金持ちの趣味的謎盤『U.F.O.』でした。
時は移り、1975年3月4日、ニュー・メキシコ州サンタ・ローザ郊外で突如消息を絶ったJIM SULLIVAN。愛車のフォルクスワーゲン・ビートルは放棄され、モーテルの部屋は手付かずのままだったといいます。マフィアに拉致されたとも、エイリアンに誘拐されたとも噂されるそのミステリアスな失踪の以前、72年にPLAYBOYレーベルからリリースされたソロ2作目にして悲運のラスト作。
かつてELLA FITZGERALDに帯同し、のちにはJOE PASSやTOM WAITSのサイド・マンとしても知られるジャズ・ベーシストJIM HUGHARTをアレンジャー/ベーシストに起用し、COUNTRY JOE AND THE FISHのDAVID COHENがバンジョー/ギター、BENNY GOODMANやBILLIE HOLIDAYからJOHN FAHEYまでを支えたジャズ・ギタリストALLAN REUSSがブズーキで、BUD SHANKやVINCE GUARALDのドラマーCOLIN BAILEYと、JEAN-LUC PONTYにFRANK ZAPPA、NEIL DIAMONDにHARRY NILSSONまでと仕事するドラマーGENE ESTESがパーカッションで、JOHNNY RIVERSのバンドやGABOR SZABOのセクステット等で活躍するMIKE MELVOINがピアノで参加した またも地味に豪華な一枚です。
ファンキーで大胆かつ軽快なセッションに柔らかなホーンが交差する、スウィートなカントリーにフォーク・ロック、スワンピーなブルースが全11曲。"SANDMAN"、"PLAIN TO SEE"といった『U.F.O.』楽曲の再録も含みアーシーでレイドバックした部分は残るものの、どこかクルーナーでジャズ・シンガー・ライクにジェントルな一面も魅せるJIMのヴォーカルはさらに一段高いポピュラリティを獲得するに十分だったものの、やはりセールス的には失敗しています。
オリジナル・アナログ・テープからのリマスター。
JIM SULLIVAN (US) / ジム・サリヴァン