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92年ソロ2NDがアナログ・リイシュー!
89年の『STEEL WHEELS』から94年の『VOODOO LOUNGE』までの本体ROLLING STONES休止期間に制作された本作は、88年1ST『TALK IS CHEAP』に続く4年ぶりのソロ・スタジオ2作目。
前作に引き続きプロデューサーにはドラマーSTEVE JORDANを起用。さらに今作では共同プロデューサーも務めたギタリストWADDY WACHTEL、ベーシストCHARLEY DRAYTON、そしてキーボーディストIVAN NEVILLEからなる すでにおなじみTHE X-PENSIVE WINOS (メンバーが高いワインばかり飲むという理由で名付けられた)をバックに、92年の3月から9月にかけてカリフォルニアとニューヨークでレコーディング・セッションが行われています。
STONESらしさに溢れた前作からさらに一段掘り下げられ、より自身のルーツを自由に表現したと評される全10曲。アルバム随一のロッカー"999"、バンドのバッキング・ヴォーカルも映える"WICKED AS IT SEEMS"、ポップに煌めく"EILEEN"、のちのレゲエ愛の布石ともいえる"WORLD OF WONDER"に、シンプルながらもソウルフルなあたたかさが広がる"YAP YAP"、SARAH DASHのフィメール囁きヴォーカルと絡む"BODYTALK"、聴くほどに馴染むスルメ系ミドル・チューン"HATE IT WHEN YOU LEAVE"、アルバムを〆るにふさわしいクールなスロウ"DEMON"などなど、STEVE JORDANが叩き出す力強いビートの上に 渋く朴訥にすら聞こえるいぶし銀ヴォーカルを響かせながら、それまで王道として体現してきたロックという表現方法に幾分地味ながらも鮮烈な息吹を宿らせる真摯なサウンドを聴かせています。
全英アルバム・チャートで45位、全米アルバム・チャートで99位を記録。STONESの"LOVE IS STRONG"のインスピレーションにもなったというシングル"WICKED AS IT SEEMS"は米メインストリーム・ロック・チャートで3位、"EILEEN"は同チャートで17位を記録しています。
2015年リマスターを採用。
KEITH RICHARDS / キース・リチャーズ