<ライ・クーダー :ミニ・バイオグラフィ> 偉大なるアメリカン・ミュージックの求道者にして体現者であるライ・クーダーは1947年3月15日カリフォルニア州ロサンゼルス出身。父親の影響で、3歳の頃に初めて4弦ギターを手にする。16歳で音楽活動を始め、'60年代半ばには、タジ・マハールらと組んだライジング・サンズ、キャプテン・ビーフハート、ジャッキー・デシャノン等のバンドで活動。 '69年リリースのローリング・ストーンズのアルバム『レット・イット・ブリード』にも参加している。'70年アルバム『ライ・クーダー・ファースト』でソロ・デビュー。以降'87年の『ゲット・リズム』まで11枚のアルバムを発表し、アメリカーナ、ブルース、ハワイアン、ジャズ、オキナワなど、アメリカ音楽を創り出しているルーツに繋がる世界各地の音楽をも追い求め、自身の音楽観を積極的に広げる活動を行う。並行して'80年代以降は『パリ、テキサス』など映画音楽も多く手掛けている。'91年のリトル・ヴィレッジの結成、'93年のインドのミュージシャンV・M・バットとの共演作、'94年のマリのアリ・ファルカ・トゥーレとの共演作などさらに音楽探求は続き、'96年コンパイ・セグンド、イブライム・フェレールといったキューバのミュージシャンたちと制作したアルバム『BUENA VISTA SOCIAL CLUB』は、'97年のグラミー賞において「ベスト・トロピカル・ラテン・パフォーマンス賞」を受賞する高い評価を受け、'99年ヴィム・ヴェンダース監督による同名の映画は世界中で一大ブームを巻き起こした。以降も社会的なストーリーを持ったアルバムのリリースとライヴ活動を精力的に行っている。
