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日本でアイドル的な人気となりデビューから僅か半年後に発表されたランナウェイズのセカンド・アルバム(1977年1月)。メロディックでありながらタフでアグレッシヴなハードなサウンドで、大人の理想とする少女像とは異なる思春期の少女のリアルな生活を歌った歌詞が同時代の若者に共感を与えた傑作。
「クイーンズ・オブ・ノイズ」「テイク・イット・オア・リーヴ・イット」「ミッドナイト・ミュージック」「ボーン・トゥ・ビー・バッド」「ネオン・エンジェルズ」「プレイン・ウィズ・ファイアー」「カリフォルニア・パラダイス」「ハリウッド」「ハートビート」「ジョニー・ギター」を収録。ゲートフォールドのペーパー・スリーヴ・パッケージで、広げると約24CM X 24CMのサイズになるモノクロ・ミニ・ポスター(裏面は歌詞カード)付。解説: 大鷹俊一。
「ランナウェイズは、十代の女の子の素晴らしいところをすべて集めたようなバンド。つまり、夜遅くまで出歩くので学校に全然来ないようなタフな女の子たち。確かに、不良少女はいつだって不良少年と同じくらいいた。ランナウェイズは、放課後に袋だたきにあうのと同じくらいリアルな存在。曲の中で唄われるのは、非行に走った若者の破滅、セックス、不幸な育ち方、パーティなど。
白人中流階級が住む郊外は、十代のトラブルメーカー、つまりランナウェイズが発生する運命にあった。このバンドのルーツになったのは、週末にたむろしてハリウッドに行くこと(学校に平日5日通ったあとではそれくらいしかやることがないから)やテレビやパーティ。このバンドは、十代の生活のもどかしい欲求不満、さらには、やることも行く場所もないという骨の髄まで麻痺しそうな倦怠感を聴く人に突きつける。
ランナウェイズはただの「ガール・バンド」ではないし、ウーマン・リブ運動の一派でもない。ランナウェイズはロックン・ロール・バンド。ランナウェイズはロックン・ロール。このバンドは本物。」リサ・フランチャー(16歳)『BOMP』誌
<ジャンル: ロック/パンク/ポップス>
RUNAWAYS / ランナウェイズ
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