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アコースティックに回帰したジェレミー・ペルト
レギュラー・バンドでのスリルあふれるパリ・ライヴ!
★現代を代表するトランペッター、ジェレミー・ペルト、2017年9月のライヴ録音。
★ 00 年代初めに頭角を現した後、10 年代の初めにアコースティックな演奏からエレクトリックな演奏に大きく路線を変更をしたペルトは、ここ数年再び、アコースティックの路線に回帰。本作は、新しいグループを結成し、『Make Noise!』をリリースしての満を持したパリでのライヴを記録しています。
★ライヴが行われたのは Sunside。その存在は、デュック・デ・ロンバールと共にパリのジャズ・ファンが集まる重要拠点。この日も多くの観客が詰めかけたとのことですが、その期待にこたえるように熱い演奏を展開。本作のオープニングに据えられた“Make Noise!”を聴けば、この日の演奏がどれだけ熱がこもったものであったかということが一聴瞭然でしょう。
★演奏された楽曲は、作品『Make Noise!』から3曲(M1.7.8)、12年前に発表され、再びレパートリーに加えられたM2と、ペルトのオリジナルが中心。華々しいトランペットをフィーチャーしたカルテット + パーカッションという構図ですが、このグループの聴きどころはピアニストの絶妙な間合い。通常、ピアノが加わる編成となると進行を規定しがちですが、このグループでは、ヴィセンテ・アーチャー、ジョナサン・バーバーといった強力なリズム・セクションと共に、ピアニストも弾き所を絶妙にとらえ、音数をおさえた演奏 ( 時として、まったくピアノを弾かない部分も ) でオープンなスペースをクリエイト。時にピアノレスのトランペット・トリオでのソロ・パートを創ることで、演奏は、スリルを増しています。その展開は、マイルスに自由を与えたハンコックが参加した60年代のユニットを彷彿とさせたりもします。
★『Make Noise!』の音楽が、スタジオのみならず一期一会のライヴでもすばらしいことを証明するばかりでなく、このバンドでの今後の発展も楽しみになるライヴ演奏。ジェレミー・ペルト、注目です!!
メンバー:Jeremy Pelt(tp), Victor Gould(p), Vicente Archer(b), Jonathan Barber(ds), Jacquelene Acevedo(perc)
(メーカーインフォより)
※参考音源
JEREMY PELT / ジェレミー・ペルト
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Noir En Rouge -Live In Paris
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