モリーナ、タルボット、ロフグレン&ヤング / ALL ROADS LEAD HOME 全10曲収録のアルバムが堂々完成! | 予約

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2023.02.17

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モリーナ、タルボット、ロフグレン&ヤング名義による全10曲収録のアルバムが堂々完成!

◆クレイジー・ホース、それは常に運命的なバンドであったといえる。70年代に入りロックン・ロールが新たな時代を迎えようとする1960年代後半、ラルフ・モリーナとビリー・タルボット、ダニー・ウィッテンによって結成されたこのバンドは、その直後にニール・ヤングとの活動をはじめ、当時には思いもよらなかっただろうが、その後50年以上にわたってロックの歴史を作っていくバンドとなったのだ。

◆クレイジー・ホースは結成以降その音楽的探求の旅を続けてきたのだが、過去から未来へと続く彼らの物語の延長線上にある現在、彼らがアルバム『ALL ROADS LEAD HOME』を発表するというのは、この上なくエキサイティングな出来事だ。結成から数十年が経過し、音楽的成長が続く中、ロックンロール・バンドが何を達成できるのか、というその力強さと目的を堂々と宣言するかの作品をここに届けてくれたのだ。クレイジー・ホースは50年以上に続くその旅路を通して非常にユニークでオリジナルなものを創り出し、オリジナリティあふれる自分たちの世界を作り上げたという点において、唯一無二の存在であることをその旅路と今作、そしてその先に続く未来を通じて証明してくれているのだ。

◆この『ALL ROADS LEAD HOME』は、社会的な必要性、そして純粋なインスピレーションから生まれた作品だ。モリーナとタルボット、そしてロフグレンの3人は、パンデミックの時期にそれぞれ他のミュージシャンたちと共に様々な場所でオリジナルの楽曲をレコーディングしていたという。その期間、今まで過ごしてきたニール・ヤングとの活動形態を変更せざるを得なくなった彼らは、その機会を利用して、新たな個々のサウンドがどの方向性に導いてくれるのかを確認したのだ。その結果、彼らは故郷=HOMEに辿り着いたのである。クレイジー・ホースの3人は、それぞれ3つの楽曲を別々のミュージシャンとともにレコーディングし、自分たちに何ができるかを挑戦することで、忘れがたい音楽的不思議なコンセンサスに辿り着いたのだ。もちろんクレイジー・ホースにとってこうした制作過程で創り上げたアルバムは今回が初となる。

◆ラルフ・モリーナによる3曲、ビリー・タルボットによる3曲、そしてニルス・ラフグレンによる3曲に加え、ニール・ヤングもこの作品に1曲提供している。それが、彼がクレイジー・ホースと創り上げた最新作『BARN』にも収録されている楽曲「Song of the Seasons」のライヴ・ソロ・ヴァージョンだ。彼らとともに作った最新作からの楽曲を選んだのも、1969年以降スタジオやステージを長年にわたり共にしてきた連帯の証として、そしてこの先へと続く現在進行形の姿をとらえるものとしては最高の選曲になっていると言えるだろう。

◆常に変化し続け、深い挑戦から輝かしい創造へと続く終わりがないように感じられる世界において、『ALL ROADS LEAD HOME』に収録されている楽曲は、私たち全員がどこにいたのか、そしてどこへ行こうとしているのかを示す地図でもある。つまり、この曲は音楽という贈り物だけでなく、友情という贈り物も同様に重要であることを思い出させるものなのだ。この彼らの旅路が、これからも長く続いていくことを(Long May They Run)願いながら...。

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