オノ・ヨーコ1964年作品『グレープフルーツ』を元にした初のフル・アルバム!

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2025.01.21

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オノ・ヨーコが1964年に発表したテキスト、イベント・スコア、ドローイングの作品集『グレープフルーツ』を元にして制作され、GAVIN BRYARS、TERRY RILEY、PAULINE OLIVEROS、J.G.THIRLWELL、ARNOLD DREYBLATT a.o.らと25年にわたり活動してきたTHE GREAT LEARNING ORCHESTRAによって演奏されたアルバム。


64年に500部限定でオノ・ヨーコ自身の版元であるWunternaum Pressから自費出版された230以上のテキスト、イベントスコア、ドローイングで構成される作品『グレープフルーツ』は、コンセプチュアル・アートの基礎となるテキストであり、フルクサスや実験音楽の延長線上にあると考えられてきた。ジョン・ケージと比較されるところはあるが、オノ・ヨーコが初めてテキストによる作曲を試みたのはケージとの出会いよりも10年ほど前であり、ケージの影響から自由に進化したものでした。


『グレープフルーツ』に収録された多くの作品は、演奏会やイベント用の楽譜として非常によく機能し、そのうちのいくつかは60年代前半から半ばにかけて彼女のコンサートや演奏会の目玉となりました。本作は発表から60年たった今、『グレープフルーツ』の多くのセクションから選曲されたまさに初のフル・アルバムとなる作品で、ここに収録された作品はスタジオ・ベースのアンサンブル演奏はもちろん、ロケ録音、環境録音、フィールド録音(時にはこれらの組み合わせ)など、様々な種類のもの。付属のブックレットには、貴重な演奏写真とオノ・ヨーコの個人的なアーカイヴからオリジナルのタイプライターで書かれた楽譜の一部が掲載されています。全20曲、約85分の本作で20世紀の最も重要で影響力のあるアヴァンギャルド・アートをついに耳にすることができるといえるでしょう。


全作曲:オノ・ヨーコ
著作権:オノ・ヨーコ 1964年、1970年、更新 1992年、1998年
プロデュース:ロビン・マッギンレー
録音、エンジニア、ミックス、アセンブル:リカルド・アティエンザ、ニクラス・ビルストレム、ロビン・マッギンレー、レイフ・ヨルダンソン
マスタリング、ラッカー・カット:カシアン・トロイヤー
アートワーク・コンセプト:Thomas Herbst
レイアウト&デザイン:kaidoh